■お風呂掃除はたまの大掃除+毎日の小掃除
上に挙げた汚れをできるだけ溜めず、お風呂を清潔に保つためには、毎日掃除をすることが必要です。しかし、あるメーカーのアンケート調査によると、毎日お風呂掃除をするという方は、全体の30%に満たないという結果が出ています。 これは、シャワーで済ます人が増えてきていることや、追い焚き機能で2~3日お湯を使い回す家庭があることも関係しているようですが、少し驚きの結果ですよね。 ・浴槽の小掃除は毎日が基本 湯船に浸かったら、その日のうちに浴槽だけでも掃除をすることが大切です。家族の中で最後に入った人がお湯を抜き、そのついでにお風呂用洗剤とスポンジで浴槽を掃除するようにしましょう。 そして、掃除のあとは必ず換気扇を回したり、窓を開けたりして、換気するよう心掛けてください。この毎日の小掃除だけで、お風呂の清潔度はかなり違います。 ・大掃除は場所によって頻度を変えて 最低でも週に一度は床や壁、排水口、鏡といった細かい箇所を、月に一度は換気扇や天井といった普段手の届かない場所も掃除するようにしてください。 特に天井は洗剤を吹き付けても垂れてくるため、掃除が大変です。おすすめなのが、フローリングのホコリ取りに使うモップシートにカビ防止剤を吹き付けて、天井を拭いていく方法です。 数時間放置した後、濡らした雑巾やキッチンペーパーなどで拭き上げます。 これらの大掃除は時間もかかり大変ですが、汚れやすいお風呂に関してはこれくらいの頻度で行った方が、汚れをためにくく、清潔に保てるのだそうです。 冬のお風呂場は寒いので、ついつい掃除したくないという気持ちが働きがちですが、お風呂に入ったついでに掃除をすれば、体も温まっているし適度な温度と湿度で汚れも落ちやすくなっているため、一石二鳥です。
■もし汚れをためてしまったときには…
浴槽をしばらく掃除せず、ザラザラとした皮脂汚れや水垢が溜まってしまっているという場合には、お風呂用洗剤とスポンジでこすってもなかなか汚れが落ちません。 そんなときにおすすめなのが、重曹を浸かったお手入れです。 お湯がまだ温かいうちに、1/2カップ程度の重曹を浴槽に溶かし、蓋を閉めて一晩置いてみてください。翌朝、スポンジなどで軽くこすれば、簡単に汚れが落ちるでしょう。 洗面器やイスといった小物も取れない汚れがたまりがちですが、浴室につけてしまえば簡単に掃除することができます。 また、タイルや壁の接合部の目地に生えてしまった黒カビは、カビ防止剤を浸かってもなかなか落ちないことがあります。 そんな場合には、ラップとの併用がおすすめ。カビ防止剤を吹き付けたらラップで多い、30分程度放置してから洗い流してみてください。カビの根まで死滅できるため、再発防止にもつながります。 お風呂掃除は手間ですが、毎日の小掃除を心がけるだけでも格段に清潔に保てます。 ぜひ、家族みんなで協力して、気持ち良くお風呂を使ってくださいね。