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毎日新鮮な野菜を買って帰るのは大変ですよね。 また、安いときにまとめ買いをしておいた方が節約にもなりますので、冷凍保存している方も多いのではないかと思います。 ただ、野菜の冷凍保存は気を付けないと野菜の種類によっては、美味しさが半減してしまうこともあります。 そこで、野菜をおいしく冷凍する方法について探ってみることにしましょう。

◆野菜を冷凍したときの栄養は?

野菜不足を補うためにも野菜はいつもストックしておくようにしたいものです。 けれども、野菜を冷凍することによって、栄養面で何か変化があるのではないかと気になっている方は結構いらっしゃるのではないでしょうか? まずは、野菜を冷凍したときに栄養面で何か変化が起こってしまうのかどうか調べてみることにしましょう。 この疑問については、一般社団法人日本冷凍食品協会のHPで確認することができます。 このHPに掲載されている内容によりますと、急速凍結することで栄養素が損なわれてしまうことはないそうです。 また、ブランチング(硬めに茹でる)によってビタミンC は多少減ってしまうそうですが、これは生の野菜を加熱調理する場合とほぼ同じと言われています。 -18℃以下で保存している場合のビタミンCの減少は極めて緩やかで、例えばほうれん草の場合、ビタミンCが半分にまで減ってしまうのは33カ月後だそうです。 生のほうれん草の場合、ビタミンC は収穫してから3日経過するとおよそ56%にまで減ってしまうとのこと。 -18℃以下で保存する場合、品質を保持することができるのは8カ月から24カ月と言われていますので、栄養価が高い旬な野菜をその時期に購入して冷凍保存しておくことは意義のあることと言えそうです。

◆野菜の冷凍方法

それでは、野菜の冷凍方法にはどんな方法があるのか確認しておくことにしましょう。 野菜を冷凍する方法には、「生のまま冷凍する方法」と「ブランチングして冷凍する方法」の2つがあります。 生のまま冷凍する時のコツは、使う時のサイズに切っておくようにした方が、必要なときに必要なだけ取り出して使うことができるのでおススメです。 ですので、野菜を冷凍する時には、野菜をどの位の大きさで使うことが多いか考えた上で大きさを決めるようにすると良いでしょう。 また、小分けにして保存することで、使わない冷凍野菜を冷凍庫から取り出す必要がありませんので、温度変化による劣化を防ぐことが可能になるようです。 例えば、玉ねぎを冷凍保存する場合は、みじん切りで使うことを想定している場合はみじん切りに、スライスして使うことを考えている場合はスライスして小分けに保存すれば良いことになります。 ブランチングしてから冷凍保存する場合は、くれぐれも茹で過ぎに気を付けることが大切なようです。