「病児保育」を使う前に知っておきたいこと


予約までの流れと準備が必要な物

「『病児保育』を利用したいけど、具体的に何をすればいいの?」と疑問を感じる人も多いはず。埼玉県戸田市を例にとると、まず体制としては「戸田市から病院や保育室への“委託”」の形が取られています。

 

1. 各施設に直接、事前に子どもの病状を伝えながら電話予約を行う


2. 主治医の先生に「病児・病後児保育利用連絡書」を記載してもらう


3. 当日は、必要書類と看護に必要なグッズを持参する

 

グッズとは、「着替え」「昼食・飲み物」「ボックスティッシュ」「哺乳瓶・コップ」「愛用の玩具や本など」といった物品です。

 

意外と少ない? 限りある「病児保育」の定員数

ただし予約は“埋まってしまう”可能性があり、戸田市の定員は1施設あたり4名。ネット上でも、「絶対使いたい日があったけど、朝一で電話してもすでに満員だった…」「もう少し枠を増やしてくれないもんかな」といった声が相次いでいます。またその他の条件も、事前に押さえておきたいところ。

 

・利用時間は月曜から金曜の午前8時から午後6時まで


・利用可能期間は1回につき原則7日まで


・利用料金は、児童1人につき1日2000円

 

最近では、民間企業が「病児保育」に進出するケースも。安心して子育てできる環境が、いち早く整うといいですね。

 

文/河井奈津