education201902

子どもを私立の幼稚園や小学校に通わせたくても、「共働きだと受験は難しい」というイメージがありますよね。しかし共働き家庭の増加に伴い、私立学校にも変化が。 『CHANTO』2016年11月号の特集にて、幼児教室こぐま会の廣瀬亜利子さんは「日本大学附属豊明小学校、聖心女子学院初等科でも学童保育が始まりました。聖心の塾向けの説明会では校長先生が"働くお母さんを心から尊敬します"と発言するほど、ワーママを歓迎しています」と話しています。 そんな状況下で、共働き家庭では我が子の受験についてどう考えているのでしょうか?CHANTOモニター84人に聞きました。

 

共働き家庭の受験についてアンケート


【アンケート1 受験予定について】

01
©️CHANTO調べ

 

受験予定の家庭が約13%も!

まずは、子どもの幼稚園・小学校受験の実態について調査しました。 「公立に通わせるので受験の予定なし」との回答が83%を占める中、13%もの家庭が受験予定との回答がありました(幼稚園で6%、小学校で7%)。 受験理由として挙げられたのは、「小さいうちから子供の可能性を広げたい」というのがほとんど。

 

「小学校入学前に、通信教育で進学予定の小学校を答えるアンケートがありました。回答項目を見ていたら、《国立》の文字が見え、小学校に国立があるの?国立ならうちの経済状況でも通わせてあげられるかも?と思い、近隣の国立小学校を探しました。学習する環境は、子供時代にとってとても重要だと思うし、将来の幅を拡げられたらと受験を決めました」

 

最初は受験を考えていなかったものの、「学校の教育方針が素晴らしかったため」と学校自体に惚れ込み受験を決意したというママもいるようです。

 

「まだ受験はしませんが、見学した上で行かせたい幼稚園で受験が必要なら受けさせようと思っています」

 

というママのコメントもあり、この学校に通わせたい!という親の気持ちも受験の強い理由になっているようです。

 

親の受験経験は子供に影響するの?

「小学校までの受験は親の受験」とも言われますが、我が子の受験を決断する背景には親自身の経験が影響しているのでしょうか?

 

子供を受験させると回答したママに「あなたとご主人は受験経験者ですか?」と聞いたところ、「いずれも受験していない」(57%)、「いずれかが受験経験者」(22%)、「無回答」(14%)、「その他」(7%)と、自分たちは受験経験がないけれど、子どもに受験させたいという家庭が意外にも過半数に。 子どもに自分たち以上の教育を受けて欲しいという気持ちや憧れなどがあるのかもしれません。

 

「私は受験を経験していないが、実の弟が小学校受験をしたのでなんとなく分かっていて賛成」と身近な人の経験から受験をさせようと思ったママもいたようです。

 

一方、自分の受験経験を反面教師として「私は私立に通ってましたが、人の多様性が無くなるので高校までは公立に通わせたいと思います」と受験をさせない決断をしたママも。

 

あるなしに関わらず、親の受験の経験を判断材料として生かしている家庭は結構多いと言えそうです。

 

【アンケート2 教育方針について】

©️CHANTO調べ

 

「夫婦で」が6割超。夫婦の育児分担は進んでいるのか?

「子どもの教育方針について夫婦で話し合っていますか?」という問いに、「夫婦でたまに話し合う」(46%)「夫婦でよく話し合っている」(18%)と、「夫婦で」という回答が合わせて62%となりました。父親の家事・育児分担などが叫ばれる昨今ですが、過半数以上の価値では我が子の将来について夫婦でコミュニケーションが計れていることが伺えます。

 

ただ、「なかなか話す機会がない」と未だにやきもきしているママも多いよう。 そんなストレスもあるのか、2位は「基本的に妻がまかされている」という家庭が21%に。パパとママが多忙でじっくりと話す機会がないことも理由のひとつですが、子供と接する時間が長いため、我が子の性質をママの方がより理解しているという実情もあるようです。

 

ちなみに先のアンケートで受験を予定していると回答したママに、「受験はパパとママのどちらが決めたか」を尋ねたところ、こちらも「夫婦で決めた」「ママが中心に決めた」という意見が二分する結果になっていました。

 

受験も含め、子供の教育方針は簡単決められるものではありません。いざ進学を目前にして夫婦の認識にすれ違いが発覚しないように、こまめに夫婦で情報共有ができるといいですね。

 

 

取材・文/阿部祐子