働くママの対処法


このような症状が出てしまった場合、どのように対処したら良いのでしょうか?一般的なうつ病よりも薬が効きにくいと言われているため、日々の行動や考え方を変化させ、状況を改善していくことが重要です。

 

<職場で悩んでいる場合>

「職場へ行くのが辛い」「ミスを責められている気がする」など、職場で精神的な辛さを感じている場合は、まず原因を探してみましょう。仕事の量が多い場合は調整する、人間関係がうまく行っていない場合は配置換えをお願いしてみるなど、ストレスの元を取り去るようにすると、心への負担が軽減されます。

 

育児と仕事のダブルワークが今後も続いていくのであれば、思い切って転職を考えるのも一つの手段です。「仕事と家庭との両立が楽しい!」と思える仕事を見つけるのはそう簡単ではありませんが、負担が少なく前向きになれる職種や職場に出会えることで、これまでのモヤモヤが嘘のように消えることもあります。

 

<家事で悩んでいる場合>

目の前に山積みになった洗濯物や洗い物、溜まってしまったゴミやほこり。働くママは、そんな状態を目の当たりにするケースが多く、日に日に精神が疲弊してしまうというケースが少なくありません。

 

家事に終わりはないため、やってもやっても追いつかないと追い詰められてしまう場合もあるでしょう。こんな状態になってしまう前に、「パートナーと家事を分担する」「子どもに手伝いをお願いする」といった方法で負担を減らしていくことが大切です。

 

家族の協力が得られない場合は、「手伝わなくても良いから、家事が溜まっていたとしても文句を言わない」という約束をしておくのも有効です。どうしてもの時には家事サポートサービスなども活用しながら、上手に乗り切ることも一つの方法だと言えます。

 

<育児で悩んでいる場合>

育児は「子どもがママにしか懐かない」など、他の人に手伝いをお願いするのが実際は難しい場合もあります。それでも一人で抱え込まず、夫はもちろん、両親、保育機関などを上手に利用しながら、プライベートな時間を持つよう心がけることで、気持ちが楽になるでしょう。

 

頼る相手がいない場合は、「頑張ったご褒美を用意する」「育児を頑張る分家事は手抜きする」「テーマパークなど、子どもも大人も楽しい場所へ出かける」といった方法で、ストレスを溜めないようにすると、子どもとの時間が楽しくなっていくことも多いものです。

 

仕事や家事と違い“子育てが大変な時期はいつか終わる”と心得ておくのも良いですね。期間限定だと割り切っておくことで、忙しい時期を受け入れやすくなります。