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共働き世帯が増える一方で、専業主婦のあり方を問われることが増えるようになりました。 家事や育児を完璧にこなすには、それなりの労力と時間がかかるにも関わらず、世間的に認められにくいことに悔しさを感じている主婦の方もいるのではないでしょうか。 そんな主婦に最近人気のお仕事といえば「家事代行スタッフ」。数年前にはドラマにもなり、話題を集めました。 今回は、家事代行スタッフの仕事内容についてご紹介したいと思います。

■家事代行スタッフの仕事内容

家事代行スタッフの利用者は、どのような仕事を家事代行スタッフに依頼されているのでしょうか。 実際に家事代行業者が請け負っている仕事をいくつかリストアップしてみました。 ・掃除全般(部屋、キッチン、浴室、トイレなど)


・料理の作り置き


・食材などの買い物


・食器洗い


・洗濯


・植物の水やり、草むしり 依頼する業者によって内容が異なることもあるようですが、上記のような作業はおおむねどこでも対応しているようです。 特に、掃除や料理を依頼する方が圧倒的に多いとのこと。 共働きだと、早朝か夜間しか家事をする時間がないという方がほとんどですが、その時間帯は大きな音を立てると近所迷惑になるため、掃除機や洗濯ができないことがストレスに感じている方は多いようです。 その点、日中に対応してくれる家事代行スタッフは重宝されているようですね。 これとは反対に、家事代行スタッフでは請け負っていない作業もあります。 ・エアコンのクリーニング


・家電の修理


・育児や介護 これらは専門的なスキルを要するため、家事代行スタッフには依頼できません。あくまで、主婦が行っているような仕事を代理で行うのが家事代行スタッフの仕事内容ということですね。

■家事代行スタッフとして働くメリット

それでは、家事代行スタッフとして働くメリット・デメリットとは一体どのようなものがあるのでしょうか。 ・短時間で働ける 依頼内容にもよりますが、短いと1時間、長くても3時間程度と、かなり短時間で働けます。自分の家の家事が終わってからでもできるため、普段の主婦業に影響が出ない点が人気です。 また、週1日からでも働けるため、初めての方でも徐々に慣らしていくことができます。 ・近所で働ける可能性も 最近では家事代行業者に登録する方が増えてきたため、近場で職場を見つけることも可能です。 通勤時間が長いとその分時間を削られてしまいますが、徒歩や自転車で行ける距離であれば無駄なく働けます。 また、近所であれば食材の買い出しを依頼された際にも、慣れたお店で買い物することができます。 ・資格がなくても大丈夫 主婦業は資格は必要ありませんが、手際の良さや作業効率、献立作りなど、知識と経験が必要な仕事です。 そのため、必要なのは主婦が持っている経験値。特にベテラン主婦であるほど、必要とされる仕事なのです。 ・感謝してもらえる 普段、主婦業を頑張っていても、家族から「ありがとう」と言われることは少ないのではないでしょうか。 当たり前となってしまっているからこそ、改めて言われる機会が減ってきてしまいますよね。 しかし、仕事として家事を行う場合は感謝されます。特に、疲れて家に帰ってきた利用者が、きれいになった部屋や用意された夕ご飯を見ると、ありがたく感じるそうです。感謝されると次からの仕事のやる気にもつながりますよね。