■衣類の分別方法

遺族が不要な衣類は、新品や高価買取してもらえそうなブランド品と、それ以外の衣類でまとめておくようにしましょう。 故人がキレイに着ていたものでも衣類の譲渡をすることは難しいので、遺族が持ち帰るものと買取してもらうもの、それ以外の不用品で分別しましょう。 ブランド品やキレイ目の衣類でもネームが入ったものやインナー、靴下などは買い取ってもらえませんので、最初から不用品としておいたほうがよいでしょう。 残しておく衣類が多い場合は、トップスとボトムス、帽子や手袋などといったように分類して分けておくと、あとの処理もスムーズに進みます。

■貴重品の分別方法

貴重品は資産価値があるので、遺産相続の際に関わってきます。貴金属や宝石、現金や通帳、有価証券や不動産権利書など、さまざまな貴重品がありますので、これらもジャンルごとで分別して保管しておきましょう。 貴重品もリスト化しておき、一つずつ画像に納めておくと相続問題のトラブルを回避できます。 貴金属や宝石は遺品整理が終わった後に、まとめて査定してもらい換価がいくら程度になるのかまとめておきましょう。 また、身分証明書やクレジットカード、契約書類や光熱費の領収書などについても貴重品として保管しておきましょう。 後で契約解除する際に必要になってきますので、必ず保存しておくようにしてください。

■故人のコレクションの分別方法

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故人が趣味を持っていた場合、何かしらをコレクションしていることもあります。人にはいえないような趣味を持っている場合だと、遺族もコレクションを人知れず処分しようと考えることでしょう。 例えば、アニメのキャラクターフィギュアばかり集めていた場合、遺族からするとただのおもちゃであって何の価値も見いだせませんということもあるでしょう。 しかし中には激レア商品やプレミアム価格のついたものが含まれていることもありますので、遺族で判断する前に専門業者に査定してもらうようにしましょう。 故人がかなり大切に扱っていた品は、高額な価格で購入したことも考えられます。

■まとめ

遺品の分別は遺族だけでも行えますが、不要なものについての分別は難しい点もあるでしょう。遺族だけで遺品整理を行っていると体力的にも疲れがたまってきますので、必要なものを間違えて処分してしまうことも考えられます。 また、一見するとゴミに見えてしまうものが実は資産価値の高いものだった、などということもありますので、遺品整理はプロの業者に依頼するほうが賢明かもしれませんね。