■お金がなくてもできる投資信託

最も少額で投資信託を行うことができるのは、一部の証券会社によるもので100円となっていますが、現金を使わなくても投資信託ができるものがあります。 お金を出して投資信託というのは少し抵抗があるという人でも、お金を出さなくてよいというのであれば、投資信託の敷居はかなり低くなるのではないでしょうか。 どんなものかというと、カードのポイントや買い物のおつりで投資信託をすることができます。 例えば、楽天証券では楽天スーパーポイントを使用して投資信託の購入代金に充てることができるのです。他にも、セゾンカードには永久不滅ポイントというのがあり、それで投資信託を運用することが可能になっています。 セゾンカードの場合は、100ポイントからとなるのですが、1ポイントが5円換算ですから、実質的には500円から始められるということになります。 ただし、利益はお金とはならず、ポイントとして還元されるということになります。お金にはなりませんが、投資信託の体験という点では、投資信託を考えている人にとっては良い経験になるのでないでしょうか。

■手数料を考える

投資信託の場合、利益は分配されることになりますが、様々な手数料が発生します。株式の場合でも、売買によって手数料が発生するのですが、投資信託の場合も同様です。株式等と異なっているのは売買の手数料ではないという点です。 まず、投資信託は金融商品ですから、この商品を購入することになります。ここで購入費用と別途購入手数料というものが必要となります。これは一般には購入金額の割合となります。一般的なものであれば1~3%となっています。 また、投資信託をずっと持っていると、信託報酬と呼ばれる運用管理費が必要になります。その純資産総額に対して、0.5%から2%が一般的です。 実はこれらの手数料もばかにはなりませんから、手数料の安い販売会社を選ぶことも大切です。ノーロード投資信託というものもあり、これは購入手数料がかからないというものです。ネット証券を中心にこういった投資信託の扱いも増えてきています。 信託報酬に関しても同じように割合が異なるので、極力割合の低いものを選ぶのが良さそうです。

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■まとめ

投資信託は小額で始められるため、意外と誰でも始めやすいものなのです。もちろん、少額の投資ですから利益はそれほど見込めません。ですが、リスクはかなり抑えることができます。カードのポイント等を使用するものであれば、気軽に始められますから、投資信託のトレーニングということにも使用できるのではないでしょうか。