■自分で片付けるためのテクニックを伝授

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ではここからは、ゴミ屋敷から抜け出すための、片付けのコツを紹介します。まずもっとも大切なのは、「明らかなゴミを捨てる」という作業です。 不要なモノを溜め込む習性があるお宅には、「使わない荷物」が非常に多く眠っています。そしてその中には、「単なるゴミ」が多いのも現実なのです。紙屑や食べ物屑、中身が入っていない空き箱など……誰が見ても「ゴミ!」と判断できるようなものを処分するだけでも、一つ先へと進めます。 自分一人で行うのが大変なときには、家族や知人など、身近な人にサポートに入ってもらいましょう。この場合、事前に「捨てられると困るモノ」の情報を共有しておくことで、作業をスムーズに進めていけます。 自分でゴミ屋敷を片付けようと思うと、ゴミ袋が100袋以上になるケースも少なくありません。最寄りのゴミ処理センターに、自分たちの手で搬入すると、回収日にまつわるトラブルを避けられますよ。 自分自身に「片付けたい」という意欲があり、実際に少しずつゴミが減っていく様子を確認できれば、一気にモチベーションが高まる方も少なくありません。これまでは「使わないけど、もったいないから処分できない」と思っていた品物であっても、「手放すことで、もっと気持ちの良い生活を手に入れたい」という考え方に変えていくことができます。 とにかく「目に見える場所」からどんどんきれいにしていきましょう。それが、次への活力へとつながります。

 

■業者に依頼するなら、内容を見極めよう

ゴミ屋敷の片付けを業者に依頼するのであれば、そのサービス内容や価格について、しっかりと比較検討する必要があります。自分自身で行うのが難しいときには、周囲の人にサポートを依頼しましょう。 業者の選び方は、以下のとおりです。 ・廃棄物の収集運搬許可を取っているかどうか


・ゴミ屋敷に関するノウハウや経験が豊富であるかどうか


・料金をわかりやすく伝えてくれるかどうか ゴミ屋敷に対応する業者の質は、さまざまです。まず最低限、業者の産業廃棄物収集運搬許可番号を確認しましょう。この許可を受けていない場合、ゴミの処分に関わる仕事を行うことはできません。 また料金についても、トラブルが起きやすいポイントだと言えます。高すぎる業者を避けたいのはもちろんですが、安すぎる業者の利用にも慎重になりましょう。ゴミ処分費を無視した価格設定を行う業者の場合、その後のトラブルにつながってしまう可能性もあります。数社を比較検討することで、相場のチェックを行うのもオススメです。

 

■まとめ

ゴミ屋敷トラブルの裏には、さまざまな問題が隠されていると言われています。ゴミを処分し、人間らしい生活ができるスペースを確保した上で、その問題から根本的に解決することが求められます。 自分で片付ける場合にしても、業者に依頼する場合にしても、「なんとかしなければ」と思った瞬間が、未来に向けた最初の一歩です。今回の情報も参考にして、自分にとってベストな片付け方法を検討し、どのような形で片付けを進めていくのか、決定してみてくださいね。