■積極的に経験させたいお手伝いメニュー3つ
メリットがたくさんあるお手伝いですが、「具体的にどんなことをお願いすればいいのだろう」と悩んでしまいがちです。積極的にお願いしたいお手伝いメニューを、3つ紹介します。 ★調理のサポート ママとのコミュニケーションも生まれやすく、また「できた!」を実感しやすいのが、調理のサポートのお手伝いです。最初は「レタスをちぎる」など簡単な作業からスタートしましょう。 子どもの年齢が上がれば、「炒める」「卵を割る」などのお手伝いも積極的にお願いしてみてください。「気を付けなければならないこと」「うまくやるためのコツ」など、子どもは自分で学んでいきます。 ★お風呂掃除 幼稚園に入園する頃になると、お風呂掃除もできるようになります。スポンジで洗い、シャワーで流す作業をお願いしましょう。特に夏場は、水遊び感覚で積極的に取り組んでくれる子どもも多いもの。洋服が濡れても、その後すぐにお風呂に入ればOKなので、ママにとっても負担の少ないお手伝いメニューです。 ★食器洗い 食事の後の後片付けは、食育の面から見てもメリットがあるお手伝いです。食器を洗うためには、両手で異なる動きをして、力加減も調整しなければいけません。落としても割れにくい食器から、スタートしてみてくださいね。
■上手にお手伝いをしてもらうためのコツ
最後に紹介するのは、子どもの「お手伝いしたい!」という気持ちを、もっと育むためのコツとなります。「これまであまりさせてこなかった」というママは、ぜひ参考にしてみてくださいね。 ★「お手伝いしたい!」という気持ちを邪魔しない 親の真似をするのは、子どもの習性でもあります。つまり「お手伝いしたい!」というのは、子どもにとってごく自然な欲求なのです。忙しいとつい、「また今度ね」なんて言ってしまいがちですが、これを子どもの気持ちを萎えさせる原因になってしまいます。 「また今度」ではなく「何をお願いできるだろう」という視点で考えてみてください。 ★年齢に合う内容で、マンネリ防止 上手にお手伝いを依頼するコツは、「子どもの年齢に合わせた難易度に調整する」ということです。難しすぎても簡単すぎても、子どもは魅力を感じません。「最初は失敗しても、頑張ったらできた!」という絶妙の難易度を狙ってみてください。 もちろん年齢に合わせて作業のレベルを変えるのもオススメです。少しずつ難易度を挙げて、子どものお手伝いの幅を広げていきましょう。 ★楽しく取り組むことが何よりも大事! お手伝いを子どもの成長につなげるためには、楽しみながら実践するのが一番です。楽しく取り組むためには、子どもがやってくれたときに「ありがとう、助かったよ」と温かい言葉をかけると良いでしょう。 また子どもだけにとらわれず、家族みんなでお手伝いを楽しむのもオススメですよ。
■まとめ
子どものお手伝いは、成長のためにもどんどんやってもらいましょう。少しずつ子どものスキルが上達していくと共に、確実な成長も期待できることでしょう。 「どんなことならお願いできるかな?」と、ママ自身もポジティブな気持ちで楽しんでみてくださいね。