子どもの体型は、ママにとって悩みのタネになることもあります。痩せすぎていたり太りすぎていたりすると、「うちの子、本当にこのままで大丈夫?」なんて、不安を感じてしまいがちですよね。まだまだ親が食生活の管理をする時期だからこそ、責任を感じるママも多いのではないでしょうか。 昔よりも増えていると言われているのが、肥満状態の子どもたちです。「健康のためにも、もう少し体型を絞ってあげたい!」と思うママに向けて、子どもの体型管理のコツを紹介します。
■子どもの肥満のリスクとは?
食欲旺盛な子どもに対して、「健康的で元気いっぱい!」というポジティブなイメージを抱く方も多いのではないでしょうか。毎日の食事を気持ちよくたいらげていく様子を見て、家族みんなが目を細めているようなケースも、決して少なくありません。 しかし子どもが肥満になると、さまざまなリスクが高まってしまいます。 ・糖尿病
・高血圧
・高脂血症による動脈硬化、脳卒中、心筋梗塞など まるで大人のような病名がずらりと並びますが、これこそが小児肥満の現実でもあります。 「子どものうちは少しくらいぷくぷくしていても、そこが可愛い!」なんて思うのは、もしかしたら、親のエゴなのかもしれません。 食生活の基礎を築く大切な子ども時代だからこそ、肥満を解消し、健康的な体型を維持できる習慣を身につけることが大切です。
■子どもの肥満の見分け方
子どもの食欲が旺盛だからといって、それがすぐに肥満に結び付くわけではありません。 たくさん食べる子どもであっても、それ以上にエネルギーを消費していれば、太ることはありません。また体質的に「太りやすい」「太りにくい」のがあるのは、当然のことだと言えるでしょう。 成長期の子どもの肥満を見分けるためには、「ローレル指数」を使います。子どもの身長と体重を、以下の式にあてはめて計算してみてください。 【ローレル指数】=体重(kg)÷身長(cm)³×10⁷ 計算した結果は、以下の情報にあてはめて、子どもの肥満度をチェックします。 100未満 やせすぎ
100~115未満 やせぎみ
115~145未満 普通
145~160未満 太り気味
160以上 太りすぎ ローレル指数はあくまでも「目安」となりますが、子どもの体型がどのあたりに位置するのか、客観的に判断するためには非常に役立ってくれるものです。 まずは現状をチェックしてみて、ローレル指数が145以上であれば、生活習慣の改善について、積極的に検討してみると良いでしょう。
■子どもにダイエットはあり?
子どもの体型が気になったとき、頭をよぎるのが「ダイエット」というワードです。とはいえ成長期の子どもにダイエットをさせるなんて……何か悪影響が及ぶのでは?と不安になる方も多いことでしょう。 実際に、子ども時代に激しいダイエットを行うことは、推奨されていません。過度なダイエットが原因で体調を崩したり、体の成長が止まってしまったりすることもあります。 しかしだからといって、肥満をそのまま放置するのはオススメできません。心も体も大きく成長していく時期だからこそ、「食生活と運動のバランスを整える」という緩やかな方法で体型管理を行うと良いでしょう。 普段家の中でゲームばかりしている子どもが、積極的に外遊びをするようになっただけで、健康的な体型に近付くケースは決して少なくありません。 この時期の体験管理は親主導で行われるものだからこそ、短期的な結果を目指し過ぎないよう注意してください。