91-1

子育てにはお金がかかる! 実際に子育て奮闘中のママたちの中には、改めて実感している方も多いのかもしれませんね。子どもたちの「今」を充実させてあげたい気持ちもあれば、「将来」に備えておきたい気持ちもあって……。電卓をたたきながら、ついため息が出てしまう……なんてことはありませんか? 子育て中の金銭的負担を軽減するため、ぜひチェックしたいのが「子育て中の各種補助金」についてです。子どもたちとの「今」も「将来」も大切にするため、ぜひチェックしてみてくださいね。

 

■出産手当金と出産育児一時金

まずは子どもが生まれるときにもらえる助成金についてです。「出産手当金」と「出産育児一時金」がこれに当たります。 出産手当金は、妊婦さん本人が働いていた場合に支給される助成金で、産休に入り、給料を受け取れなくなった分を補充する目的で支給されています。すでに仕事を退職しているなど、産休を取得していない場合には対象とならないので、注意しましょう。 一方で出産育児一時金は、出産時に必要となる費用を助成するためのお金となります。どの健康保険に加入しているのかによって受け取る金額が変わってきますが、概ね42万円程度のお金を受給できます。出産には健康保険が適用されませんから、こちらの助成金は非常に助かるもの。事前に手続きをしておけば、出産費用と相殺することができますから、「手元のお金が減るのが嫌だ」という場合には、忘れずに申請しておきましょう。

 

■児童手当

多くの人にとって、子どもが生まれたあとの助成金のメインとなるのが児童手当です。児童手当は、以下のような条件で支給されています。 【所得制限内の家庭】


3歳未満       15,000円/月


3歳~小学校卒業まで 10,000円/月(ただし第3子は15,000円/月)


中学生        10,000円/月 【所得制限以上の家庭】


一律5,000円/月 気になるのが「所得制限」に関する情報ですが、扶養する人数などで細かく条件が変わってくるため、一概に「○○円」ということはできません。まずは自身の条件をチェックした上で、所得制限に引っかかりそうかどうか、確認しておくと良いでしょう。 また児童手当は、自分自身で手続きをしないと支給は開始されません。たとえ手続きを忘れていたとしても、過去にさかのぼって請求することはできないので、子どもが生まれたら忘れないようにしてください。 所得制限内であれば、0歳児~中学校卒業までに1,800,000円程度は貯められる計算になります。将来の進学資金として、手堅く貯蓄しておくのもおすすめです。