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子どもを待ち望んでいる人にとって妊娠は喜ばしい限りの出来事ですが、働いている女性が妊娠した場合、手放しで喜ぶことが難しいこともあるようです。 セクハラやパワハラと同じように、最近問題になっているのがマタハラです。マタニティハラスメントの略語ですが、妊娠や出産、子育てをしている女性に対して、不当な扱いや嫌がらせをする行為のことをマタハラといいます。 職場の閉ざされた空間の中でマタハラを行われた場合、対処しきれず会社を辞めてしまう女性もいるほどです。


マタハラの被害に遭った場合、どのように対処すれば良いのかをまとめました。

■はっきりと意思表示すること

マタニティハラスメントの被害に遭った場合、はっきりと自分の意志を相手に伝えることも大切です。


出産するまで、子どもが大きくなるまでの我慢と思わず、マタハラ発言によって自分がイヤな気持ちになっていることを相手に伝えましょう。 マタハラ言動をしている相手によっては、もしかして本人は悪気がない場合もあります。自分の言動自体がマタハラになっていることに気づいておらず、相手が何も言わないので、そのままマタハラ言動を続けていることも考えられます。


本人が自覚なく発言している場合は、自分の意志を伝えると効果があるでしょう。 もし相手が自覚してマタハラを行っている場合は、かなり悪質といえます。自分の気持ちを伝えたとしても、引き続きマタハラを行う可能性は高いですが、自分が不快に思っていた気持ちは伝えておいたほうが良いでしょう。 何も言わないままだと、相手も気づいていなかったと主張する可能性があり、逃げ道を与えることになります。


どちらにせよマタハラを受けた場合は、必ず自分の意志を相手に伝えるようにしましょう。

■マタハラの証拠を記録する

マタハラを受けている人の中には、今後の人間関係を考慮して自分の気持ちを伝えられない人もいることでしょう。


また、相手に面と向かって意思表示をするのが苦手な人もいるのではないでしょうか。 自分の意志を相手に伝えられなかったり嫌がらせがひどい場合は、マタハラの証拠を残しておくことも必要です。 スマホやICレコーダーを利用してマタハラ発言を録音しておく、メールやSNSの記録を残しておく、嫌がらせの証拠を画像に記録しておくなどして、マタハラの事実を残すようにしておきましょう。

■上司に相談する

マタニティハラスメントの被害に遭ったときは1人で悩みを抱えるのではなく、会社の上司に相談してみましょう。 子育て経験のある人であれば、妊娠や出産、子育ての大変さは十分に理解しています。子育てに対して理解のある上司に相談してみれば、マタハラを防ぐための対策を行ってくれることでしょう。 同僚や先輩の場合、マタハラの相談を自分のところで止めてしまう可能性も高いので、問題解決に至らないこともありますので、できるだけ上司に相談するようにしましょう。