初めての出産では、赤ちゃんが無事に生まれてくることばかりに注意が向きがちですが、産後すぐに始まるお世話の準備を完璧にできているという方は意外と少ないようです。準備できているつもりでも、いざ赤ちゃんを迎えてみると、足りないものや改善点がたくさん見えてくることもあります。 そんな赤ちゃんとの生活に向けて、快適に育児できる部屋作りのポイントをご紹介したいと思います。
■お昼寝場所をつくる
日中、多くの時間を赤ちゃんと過ごすリビング。まだ寝ている時間の方が多い赤ちゃんの様子を見ながら家事ができるように、ベッドやお昼寝マット、バウンサーといったグッズを用意しましょう。 お昼寝ベッドは様々な種類が販売されているので迷うかも知れませんが、一番のポイントは移動ができることではないでしょうか。 赤ちゃんは生後1ヶ月経つと、日光浴のため外出するようになります。1ヶ月検診が初めての外出というご家庭も多いでしょう。その少し前、生後3週間頃から、お部屋の中でも少しずつ外気浴を始めると良いと言われています。外気浴の際にベッドが動かしづらいと億劫になってしまいますよね。 また、ママがキッチンで料理を作っているときや掃除のときなども、可動式のベッドであれば近くで過ごせるため安心です。 最近では、折り畳めるタイプのコンパクトベッドも販売されており、実家への帰省や旅行などにも持っていけるので便利です。
■リビングの安全性を確保する
生後7~8ヶ月になると、ずりばいができるようになります。しかしまだ体が安定しないため、横に転がったり、突然頭を床に打ち付けたりといった危険性があります。特にフローリングのご家庭は床が硬いため、心配ですよね。 そういった事故を防ぐためには、ウレタン製の柔らかいマットがオススメです。絨毯やラグよりも厚みがあるため、ハイハイに移行しても膝を痛めません。ジョイント式なら、洗いやすいですし、使い終わった後もコンパクトに収納できます。 また、少し先の話になりますが、生後9ヶ月を過ぎると、つかまり立ちができるようになる赤ちゃんが増えてきます。これまでは床に近い目線の世界しか知らなかった赤ちゃんですが、視界が広がることで、様々なものに興味を持ち始めます。行動範囲も広がるのですが、身体能力がそれに追いつかず、ふとしたはずみで怪我をすることも。 そんな赤ちゃんの怪我を防ぐために、机やテレビ台といった家具の角にはクッション、引き出しにはドアロックや引き出しストッパーなどの安全器具を取り付けるようにしましょう。コンセントの差込口にカバーを装着するのも忘れないようにしてください。