誰もが気にしていながら、なかなか他人とは話しづらい“お金”のこと。現代の日本人は、どんな事情を抱えているのでしょうか。お金にまつわる様々なデータを都道府県別に比べてみると、そこには意外な秘密が隠されていたようです。

 

貯蓄額が一番高いのは奈良県!


今年の1月5日に放送された『池上彰のニュースそうだったのか!!』(テレビ朝日系)では、日本人の貯蓄額や収入を都道府県ごとに紹介。地域性がお金に大きく関わっていることを解き明かします。

 

まずは1世帯あたりの貯蓄額を比べてみましょう。今回の集計は県庁所在地の都市で2人以上の世帯、そして貯金や有価証券、生命保険などを含めるという条件で算出しています。全国平均は約1812万円ですが、上位勢は揃って2000万円を超える結果に。

 

意外にも東京都は第3位で約2295万円、第2位は約2328万円で神奈川県がランクインしています。そして第1位に輝いたのは、約2503万円の奈良県。最下位になった約838万円の沖縄県と比較すると、3倍近い差が見られました。

 

では、なぜ奈良県の貯蓄額が一番多いのでしょうか。実はサラリーマンの平均月収や物価の違いを紐解いていくと、面白い事実が分かってきます。