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これから先の未来を生きていく子どもたちのために、あなたはどんなことを子どもに伝えていきたいと考えていますか? 毎日仕事を頑張る「ワーママ」だからこそ、「子どものうちに伝えておきたい!」なんてポイントも多いのかもしれませんね。 こんなときには、「言葉」ではなく「映画」を通じて、子どもの心に訴えかけてみませんか? ワーママが考える、子どものためになる映画5選を紹介します。

 

■ペイ・フォワード 可能の王国【2000年公開】

世の中を変えるために、自分に何ができるのか。物語は、少年に与えられた課題からスタートします。自身の生活環境にもさまざまな問題を抱えた少年・トレバーは、「自分が誰かに親切にしてもらったときに、相手ではなく、全く関係ない3人の人にお返しをしていく」ということを思いつきます。 最初は「たった一つの親切」でも、輪が広がれば広がるほど、見知らぬ人から親切を享受できる人の数は増えていきます。ネズミ算式に親切が増え、世界を変えることができるというわけですね。 「世界を変えるなんて、絶対に無理!」と思う子どもたちにとって、無限の可能性を感じられる作品です。そしてときに、人間の無力さも思い知ることになるでしょう。 作品を見終わったあと、ごく自然に「自分にはいったい何ができるのだろう」と考えさせられる作品です。

 

■friends もののけ島のナキ【2011年公開】

大人にも子どもにもお馴染みの、「泣いた赤おに」を基にして作られた、CGアニメーション映画です。『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズの山崎貴監督が手掛けています。 もののけ島で暮らす赤鬼ナキの元に、ある日やってきたのが人間のコタケです。人間のことが嫌いで、もののけともあまり仲良くできないナキでしたが、コタケとは徐々にその距離を近付けていきます。 しかしもののけと人間は、共存できない生き物同士。ナキとコタケにも、別れのときが訪れます。しかしコタケとの楽しい日々がどうしても忘れられなかったナキは、人間の村に向かっていって……というストーリーです。 自分や相手の立場に関わらず、「友だちになる」ということの意味と強さを教えてくれる映画です。笑ったり泣いたりホッコリしながら、「友だちの大切さ」を教えてくれる作品ですよ。

 

■少女は自転車にのって【2012年公開】

厳格な宗教戒律が残るサウジアラビアにおいて、サウジアラビア初の女性監督によって手掛けられた作品です。厳格なルールのもと、その行動を制限されている10歳の少女、ワジダが主人公です。 ワジダの夢は、自転車に乗ること。周囲の男の子たちは、自由に自転車を楽しんでいますが、女の子であるワジダにはそれが許されていません。周囲に、ワジダと同じような希望を抱く女の子は存在せず、みんなワジダのことを心配しています。 さまざまな制限があるサウジアラビアの社会において、それでも夢を諦めないワジダの姿は、日本の子どもたちの心に、きっと「何か」を残してくれるはず。また他国の状況や異文化についても、ごく自然に学ぶことができる作品となっています。 ワジダは自転車を手に入れることができるのかどうか、ぜひ大人も子どもも一緒に楽しんでみてくださいね。