まずは、何がキッカケで周囲に「子どもよりも仕事を優先している」かのように思われてしまったのか、その原因を探ってみることにしましょう。 もし、お子さんが体調を崩したのに早めに帰宅出来なかったことなどが原因であれば、その理由についてキチンと説明する必要があります。 もし、お子さんを構ってあげる時間が少なくてお子さんがそのことを不満に思って、周囲の誰かに言ったのだとしたら、どうでしょうか? 原因が分からないまま、解決方法を見つけることは困難です。まずは、どうして「仕事と子どもどっちが大事なの?」と聞いて来るのかその理由を確認してみることが大切です。 もちろん、その理由を確認するときには、「もちろん子どもはかけがえのない存在だと思っている」と言ったニュアンスの言葉を前置きにして聞いてみるようにしましょう。

◆子どもを大切に思っていることをまずは理解してもらう

108-2

この質問を投げかけた相手が期待している答えは、「子どもの方が大事」なハズです。けれども、相手がその答えを理由に、あなたに仕事を辞めることを要求してくる可能性もゼロではありません。 そうではなくて、子どもと過ごす時間をもっと持って欲しいと思って言ってきている場合もあります。ですので、相手の意図を正確にくみ取って対応することが大切です。 何れの場合も、仕事をしているのは自分のためだけではないことを説明することが重要になって来ます。 もし、こうした状況で「これまでのキャリアを捨てることなく、キャリア・アップをしたいから仕事をしている」と答えてしまったら、相手の反感を買ってしまう可能性があります。 また、「子どもの将来のために、仕事をして学費などの足しにしたいから」などと答えてしまったら、旦那さんの稼ぎが少ないので仕方なく働いているように思われてしまい、この回答も場合によっては反感を買ってしまうことになるかもしれません。