■まずは仕事を分類する
ポモドーロ・テクニックは、まず「仕事を分類する」というステップからスタートします。優先順位の高い仕事とそうではない仕事を分けることも重要ですが、「一つの仕事を25分で設定する」というのも重要なポイントとなります。 もし「25分では終わらない仕事」があるなら、二つに分割してそれぞれを25分にすることを検討してみてください。一方「25分に満たない仕事」が多数あるときには、それぞれの特性を活かして組み合わせるようにします。 「25分間」という時間を意識するのが、最初は難しいかもしれません。しかし失敗したら、改良を加えれば良いだけですから、最初は想像でスタートしてみてくださいね。
■実践してみる
仕事の分類が終わり、「今日やるべきタスク」をはっきりさせたら、実践していきます。用意するのは、キッチンタイマーです。25分にセットして、スタート共に仕事を開始します。あとはタイマーが鳴るまで、集中して仕事をこなすだけ。事前に定めた予定をクリアしようと思うと、自然に集中力も発揮できます。 またポモドーロ・テクニックの良いところは、「一つの仕事を25分」と区切ることで、一日にどれだけの業務をこなすことができるのか、わかりやすくなるということです。勤務時間が6時間の場合、どんなに頑張っても、「12個」以上のタスクを詰め込むことはできないのです。この視点を取り入れることで、一日の仕事を段取り良く進めていけます。 「自分一人ではこなすのが不可能」なほどの仕事が持ち込まれたときには、早いタイミングで周囲に助けを求めることができるでしょう。 また25分の集中時間を終えたら、しっかりと休むこともメリハリをつける上で重要なポイントとなります。ダラダラ過ごさないよう、「飲み物を飲む」「トイレに行く」など、自分なりのリフレッシュ法を試してみてください。
■ポモドーロ・テクニックは家事にも応用可能
主に仕事でつかえるポモドーロ・テクニックですが、家事に応用することも可能です。家の中の仕事をリストアップしたら、仕事のときと同様に「25分」で区切ってみてください。 ・食事作り
・洗濯物の片付け
・家の中の掃除 など、「25分」と時間を設定することで、集中してできることも多いはずです。どの家事にどれぐらいの時間がかかりそうか、事前に予測することも可能となります。 もちろん働くママにとっては、「子どものお世話があって、なかなか予定通りに物事を進められない!」なんてケースも多いことでしょう。子どもがある程度大きくなって、しっかりとコミュニケーションを取れるようになったら、ぜひ一緒にポモドーロ・テクニックを楽しんでみてはいかがでしょうか。 「ママ、このタイマーが鳴り終わるまでにご飯を作っちゃうからね。そのあと、一緒にお茶しようね」などと声をかければ、子どももきっと夢中になって、自身の仕事をこなそうとしてくれるはずです。