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毎日の食事の満足度をアップさせたいときには、「ごはん」の美味しさにこだわってみましょう。日本人にとって、主食となるごはん。美味しく炊けると、なんだかおかずも美味しく食べられるものです。 ごはんの状態や炊き方によっては、失敗してパサパサになってしまうこともありますよね。こんなときでも、お米を復活させる裏技を知っていれば大丈夫です。 いくつかのテクニックを紹介するので、状況に合わせて選択してみてくださいね。

 

■もともとお米が美味しくない場合

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お米によっては、「購入してみたものの、あまり美味しくない」というケースもあります。やはり高価なお米と比較すると、安価なお米は味が落ちるもの。また、もともと高価なお米であっても、精米から時間が経過すると、味は落ちてしまいます。 きちんと炊いているつもりでも、なんとなくパサパサした仕上がりになってしまう……なんて失敗にも陥りがちです。 このようなお米を美味しく炊き上げるためのコツは、以下の3つです。ぜひ試してみてください。 ★水加減を多めにする 特に古米を美味しく炊き上げたいときにオススメなのがこちらの方法です。普段よりも、水加減を多くしてお米を炊き上げましょう。水をしっかりとお米に含ませることで、ふっくら柔らかに仕上がります。 またお米にお水を浸透させるために、お米を水にさらす時間もしっかりと確保しましょう。時間は季節によっても変わりますが、夏場であれば30分程度、冬場には1時間程度を目安にしてみてください。 炊飯が終わっても、焦ってふたを開けるのは辞めましょう。15分程度蒸らすことで、さらにふっくらとした仕上がりになります。


★氷を入れる 炊飯器にお米をセットした際に、「氷を一緒に炊く」というのもオススメの方法です。「どうせ溶けてしまうのに、なぜ?」と思ってしまいますが、お米には、「沸騰するまでの時間が長ければ長いほど、お米本来の甘みが引き出される」という特徴があります。 セットした段階で氷を入れることで、水を冷やし、沸騰までの時間を引き延ばすことで、お米の甘さを引き出せる、というわけです。 水を減らす分氷を入れるだけという手軽な方法ですから、今日からすぐに実践可能。ぜひ試してみてください。 ★みりんや日本酒を使う お米を美味しく炊き上げるためのテクニックとしては、「炊飯時に何かをプラスする」という方法があります。一般家庭でも取り入れやすいのが、みりんや日本酒を加える方法です。 みりんを入れると、お米をふっくらつやつやとした仕上がりにできます。お米1合あたり、大さじ1杯を目安にしてみてください。 お酒を加えると、お米の甘みを引き出すと共に、全体をふっくらさせてくれる効果が期待できます。パサパサしがちなお米にもピッタリだと言えるでしょう。こちらも、お米1合あたり、大さじ1杯を目安にしてみてくださいね。