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頑張って節電していたつもりが、実は節電になかったとしたらどうしますか? 間違った節電方法が節電方法として紹介されていることもありますので、節電の情報をうのみにしないで見直してみることが大切です。 そこで、本当は違っていた節電方法をリサーチしてみることにしましょう。

◆エアコンの節電

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エアコンは消費電力が大きいので、正しい節電方法を行なうかどうかで電気料金が大きく違って来るものです。 エアコンをこまめに切ったりしていませんか?それは間違った節電方法になります。 エアコンの正しい節電方法は「自動運転に任せる」ことになります。エアコンが電力を最大限に使うのは、室温を設定温度にするときなのだそうです。 エアコンが設定温度になるように冷暖するときの消費電力はおよそ1,000Wと言われています。けれども、温度が一定になってしまうと必要な電力はおよそ100W~200Wになります。最近は消費電力を抑えた機種が増えてきていますので、もっと少なくなるケースもあるかもしれません。 また、節電のつもりで「微風」や「弱」の設定にしていませんか?これも節電になるどころか、むしろ多くの電力を消費してしまうことになってしまいます。 つまり、設定温度になるまでの時間をわざわざ長くしているようなものです。 節電のためであれば、一気に設定温度まで下げて、自動運転にする方が良いのだそうです。 この時期に使用する方はまずいないとは思いますが、「ドライ運転」は消費電力をかなり必要としてしまいます。 湿度が下がることで、体感温度が下がって冷房を入れなくても涼しく感じますので、冷房が苦手な方は利用することが多いのではないでしょうか? けれども、湿度が一気に下がってしまうと、体感温度が一気に下がってしまい、寒すぎると感じてしまうようになります。 この「寒すぎる」を解消するために「再熱除湿」というドライ方法を採用しているエアコンが多くなっています。湿度と温度を低くした冷たい空気をそのまま室内に流すのではなく、冷やした空気を「暖めて」室内に流すという仕組みになります。 ドライ運転は、冷房と暖房の機能を行なっていることになりますので、2倍の電力を必要とすることになります。

◆冷蔵庫の節電

次に、エアコンに次いで消費電力が高い冷蔵庫の節電方法について確認してみることにしましょう。 エアコンの節電方法としてよく知られているのが「冷蔵庫内部にカーテン」をかけると言う方法があります。確かに節電を期待することは出来ますが、この方法には大きな落とし穴があります。カーテンをかけた部分より奥側には冷気が十分に届くのですが、手前の部分に冷気が届かないということが起こってしまうことになります。 こうなってしまうと、ドアポケット部分に収納している食材が腐敗してしまうということが起こってしまいます。 また、冷蔵庫内にカーテンをかけてしまったために、冷蔵庫内からの取り出しに時間が掛かってしまったりすることもありますので、そうなってしまっては冷蔵庫内の温度が上がってしまい節電にならなくなってしまう可能性もあります。 ですので、こうした事態を防ぐためにも、ドアポケットには腐敗しやすいものを入れない、冷蔵庫内のものを取り出しやすいように引き出しなどをつけたりするなどの工夫が必要になって来ます。