職場には様々なルールがあります。通常は一般常識など社会的な常識が多いのですが、企業や職場単位でも様々なルールがありますよね。 特に職場にあふれる暗黙のルール。実は社会的にみれば非常識なルールなのかもしれません。
■時代遅れなルールの横行
職場のルールでおかしいと思うのが、ほぼずっとこのルールでやっているからというルールです。 何かの理由があってそうしているわけでもなく、前任者がそうだったから。といった理由がほとんどのようです。さかのぼっていけば、創業当時からそういったルールであるということも珍しくありません。 新しく入社した転職者や新入社員にとっては不思議なルールというのも多いのです。 こういったルールは誰かが変えようとしなければずっとそのままです。ですが、ルールを変えるとなると、責任が発生してしまいます。誰もこんなことで責任はとりたくないし、これで失敗した場合はルールのせいにできるということでそのままになっているのかもしれません。 こういった職場でも当たり前のルールは、会社にとってマイナスとなっていることもあります。 例えば、お茶汲みは女性社員の勤め。といったようなことも、いまだに行っている企業も多いのかもしれません。現在では女性差別として問題となることもありますよね。
■職場の常識は社会の非常識?
「学生の常識は社会の非常識」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。学生時代は当たり前で問題のなかったことが、社会に出ると通用しないということなのですが、就活時の面接のマナーでよく言われる言葉です。
それがいざ就職して働いてみると、職場ごとに様々なルールがあることに気が付きます。当然ながら就業規則で定められているようなものではなく、暗黙のルールとなっていることも多いのではないでしょうか。もちろん、守らなければ大きな罰則があるというわけではなく、周囲からチクチクと小言を言われる程度かもしれません。ですが、こうしたルールはどんな企業にもあるのかもしれません。 とはいえ、時代は常に変化しています。実際に現在はコンプライアンスを順守する傾向も強くなっています。その一方ではいまだに、こうしたローカルルールも根強く残っているのです。企業をより大きく成長させるためには、こうした暗黙のルールにこだわらず、大きな視野を持つことが大切なのではないでしょうか。