最近は、プロのアスリートだけでなく一般でも体幹を鍛えることに注目が集まっていますよね。ですが、その体幹というのが何であるのかきちんと把握している人は少ないのではないでしょうか。 実際にトレーニングはしているけれど、効果のほどについては良く分かっていないということもありそうです。ただ流行っているからといった理由でトレーニングをしている人もいそうです。 体幹を鍛えることの意味やメリットは何か。また、どんなトレーニングが効果的なのでしょうか。
■体幹とは何か
近年、スポーツや健康関連の記事を見かけるとほとんどと言っていいほど体幹という言葉がでてきます。実際にスポーツジムやフィットネスクラブ等では当たり前のように使われていますよね。 まず、体幹とは漢字で表されている通り、体の幹という意味です。つまり胸から腰にかけての体の中心部分の全体ということになります。 例えば、手や足を使う場合、それだけ動かすということはほとんどなく、基本的には身体全体の動きが大切になります。手や足をしっかりと鍛えても、身体全体がしっかりしていなければその力を発揮することはできません。 身体全体はいろいろなパーツで構成されているのですが、それらをバランスよく動かすためには、中心部分がしっかりしていなければなりません。それが体幹を鍛えるということなのです。 また、体幹にはもう少し狭い意味の場合もあります。腹腔のことを体幹という場合もあります。この部分は4つの筋肉で囲まれています。いわゆるインナーマッスルと言われる部分でもあり、インナーマッスルと体幹を同じように考えていることもあるのです。
■体幹を鍛えることで健康な身体を作る
体幹を鍛えることの一番のメリットは、身体の中心部分がしっかりするので力を発揮しやすくなるのです。ですから、スポーツにおいては体幹を鍛えることも重要視されるのです。 これは普段の生活においても同様のことが言えます。日常生活においては様々な動きがあります。身体の芯がしっかりするので、姿勢がよくなるということがあります。姿勢がよくなることで様々なメリットがありますよね。 腰痛が治ったり、腰痛になりにくくなりますし、疲れがたまりにくくもなります。他にも力がうまく使えるようになるので、腕などの筋肉を鍛えなくても重い荷物が持てるようになります。また、バランス感覚もよくなるため、よろよろしなくなります。通勤電車を考えて見てください。つり革を持たずともしっかりと立っていられるようになるのです。 体幹を鍛えることによって、身体全体をバランスよく使えるようになるため、様々な恩恵が得られるます。現代人は座った姿勢が多くなっているということもあり、姿勢が悪くなりがちです。ですから、体幹を鍛えて本来あるべき姿に戻す必要があるのです。 体幹がしっかりすることで代謝もよくなります。これはメタボの改善にも効果的です。