お年玉は「PTA」がくれるもの(望海さん/38/薬剤師)

旦那の実家はいわゆる転勤族。あちこちに引っ越しているのですが、ある地域の「お年玉ルール」が、かなり特殊でした。 そこではお正月に小学校が解放され、集まった子どもにPTAからお年玉が配られるのです。事前に保護者から「子どもひとりにつき1000円」を回収し、子どもはひとり1000円のお年玉を受け取る仕組み。 親が子どもにお金を渡すのとなにが違うの? と疑問だったのですが、実はこの地域、富裕層と貧困層の差が激しく、かつてお年玉格差が大問題になったことがあるんだとか…自分の子には10万円、友達には5万円ずつお年玉を渡した親がいる一方で、子どもにお年玉をあげるはおろか、もらってきたお年玉をとりあげてしまう親もいたんだそうで。

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あまりの格差を見かね、子どもの気持ちや金銭感覚を慮ったPTAが練った策が「PTAからのお年玉」だったようです。それ以外では、子どもにお年玉を渡してはいけないという暗黙の了解もあったようで。なかなか珍しいルールですよね。