子どもにとっては楽しみなお正月行事ですが、相場や子どもの数、親戚間の取り決めなど、親たちにとっては様々な〝裏事情〟が渦巻く「お年玉」事情。どこまで渡すか、いくら渡すか、そもそも渡すべきなのか…親戚づきあいの悩みのひとつとも言える「お年玉」のお話です。

 

出会った子ども全員にお年玉(心さん/34/ダンサー)

結婚してすぐに妊娠したこともあり、お正月に夫の実家へ初めて帰省したのは上の子が3歳になったときでした。帰省の準備をしていると旦那から「ポチ袋準備した?」と聞かれました。親戚の子どもの頭数に加え、余裕を持って10枚ほど用意していたのですが、旦那はそれを見て「全然足りないじゃん!」と笑うのです。

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「え!? そんなに子どもがいるの?」と聞くと、「そうだなー、まあ…少子化とはいえ30人くらいはいるんじゃない?」と…「え、子どもってどこの!?」と返すと、「だ・か・ら、街で会った子ども全部!」と驚きの風習を聞いたのです。なんと、旦那の育った地域では、道で出くわした子どもにも、全員にお年玉を渡さなければならないんだそう…さすがに100円くらいでいいみたいでしたが。 旦那は旦那で「それってちの地域だけなの!?」と驚いていましたが、私は「なんで見ず知らずの子にお年玉!?」とカルチャーショック。旦那の実家の最寄り駅に着くと、うちの娘も見知らぬおじさんたちから、お年玉をもらっていました(笑)。 ちょっと驚きの風習ですが、子どももよろこんで集まって来そうだし、地域活性化にもつながるのかもしれませんね(笑)。