日本人の食卓に欠かせないのが白米です。あらゆるおかずとの相性が良く、日本人の主食として親しまれていますよね。 食卓の基本とも言える「白米」だからこそ、美味しく炊いて家族を喜ばせたいものです。こんなとき、簡単にお米の味をグレードアップできる、裏技があることをご存知ですか? いくつか紹介するので、好みの味を探してみてください。
■もち米を一握りプラスして
ごはんがパサパサしているように感じたら、もち米を利用するのがオススメです。白米にもち米をプラスして炊き上げることで、非常に美味しく仕上がります。 もち米をプラスすると白米が美味しく感じられるのは、もち米に含まれる粘り成分が隣のお米にも移るから。炊き上がったときには、ツヤツヤとした見た目と、モチモチとした食感を楽しめるでしょう。 お米は、古くなればなるほどパサパサになってしまいます。保存期間が長くなり、「あれ? なんだか食感が変わってしまったな」と感じたときには、ぜひもち米を活用してみてください。白米の味に影響を与えないので、炊き込みごはんにするのもオススメの方法です。またモチモチの食感は時間が経っても持続しますから、お弁当用の白米にもオススメですよ。 もち米を加える際の目安は、白米との割合を9対1になるよう調整することです。もち米の少量パックを用意しておくのもオススメですよ。
■少量の酒を加えてみよう
もち米がないときには、日本酒を活用してみてください。日本酒には、食材をふっくらさせる効果があります。お米を炊くときにも、それは例外ではありません。 お酒を使って白米のグレードアップを図る際には、お米200グラムに対して日本酒小さじ1~2を加えてみてください。炊き上がったお米がつややかになります。お米特有の甘みも強く感じられるようになりますから、食欲もそそられます。 ただしお酒の量を増やし過ぎると、お米を炊いたときににおいが気になってしまうことがあります。この場合は、お酒の香りが気にならない程度に、量を調整してみてください。
■備長炭を入れて炊く
白米を美味しく感じるためのポイントは、いくつもあります。お米が古くなっていること以外にも、水道水のカルキ臭さや米のヌカ臭さが関係している可能性も。「まだそれほど古くなっていないはずだけど……」と思ったときには、備長炭を入れてお米を炊くのがオススメです。 備長炭には、先ほど挙げたような、カルキ臭さやヌカ臭さを吸着する性質があります。またそれだけではなく、備長炭に含まれるミネラルがお米に移ることで、より一層美味しく仕上げてくれるでしょう。 また備長炭には、遠赤外線効果も期待できると言われています。炊飯器の熱に反応して備長炭が遠赤外線を発生すれば、ごはんをふっくら仕上げてくれます。ご飯が冷めたあとも、美味しさを持続してくれることでしょう。 備長炭を使ってお米を炊く方法はいたって簡単で、普段通りにセットしたお米の上に、煮沸消毒した備長炭を乗せるだけでOKです。お米5合に対して、備長炭100グラム程度を目安に考えると良いでしょう。ご飯が炊き上がったら、取り除いてください。