便利さの裏の危険な罠「購買欲求」が膨らむ
こうした「PayPay体験」をしてみて「これはいい」と思ったのは、
財布の中の1円玉を探す手間なく支払いができて、ストレスがない
ということに尽きます。子連れで大きな仕事の荷物を持ちながらの買い物するときなど、そのありがたさを実感できると思います。 しかし、便利だ、快適だ、と喜んでばかりもいられませんでした。それは、「100億円キャンペーン」での「支払い金額の20%相当のPayPayボーナスが支給される」(しかもひと月5万円までOK)という大きな還元率につられて、必要でないもの(仕事帰りのアイスとか、肉まんとか)まで買って「特典狙いの銭失い」になってしまったこと。
これは数百円の例ですが、「欲しいけれど、まだ必要ない」と思っていた20万円台の4Kテレビを、「25万円だと5万円戻ってくる」と買っていたら…。「得する」という言葉につられて、「いま必要でないもの」まで買ってしまいそうになる、「キャッシュレスの罠」にはまりそうなって、ちょっと怖くなりました。