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厚生労働省がまとめている人口動態統計によると、2016年時点の日本人の結婚の平均年齢は29.4歳とのこと。30年ほど前までは女性は25歳までに結婚するのが理想的とされ、実際の平均年齢もそのくらいでしたが、今では30代で初婚という人は珍しくない時代になりました。 そんなアラサー世代で結婚した夫婦にはどのような悩みがあるのでしょうか。解決策と共にご紹介したいと思います。

Q.仕事と家事の両立がつらいです。

夫婦ともに30代までバリバリ仕事をされていたようなカップルが結婚した場合、妻は家庭に入らず、そのまま仕事を続けられる方が多いようです。また、場合によっては子どもを持たず、生涯DINKSで行こうと話し合いで決められている夫婦も多いのではないでしょうか。 家計の面だけ見ると楽なようですが、家事の比重が妻ばかりになってしまうことが多いようです。夫の方が帰りの遅い家庭も多く、朝や帰宅してからの家事を多少でも夫が手伝ってくれれば良いのですが、疲れているとそれも難しいですよね。妻も夫も不公平感なく、仕事と家事を両立するには、どうすれば良いのでしょうか。 A.手を抜く方法を一緒に考えてみては? 独身の頃は仕事が忙しくても自分一人しかいないので、食事はコンビニや外食など適当だったという方も多いのではないでしょうか。しかし、結婚すると二人分の食事をバランスよく作らなければという意識が働きますよね。こういった悩みを持たれている家庭というのは、妻の方が理想の生活に近づけようと懸命に努力なさっている家庭が多いようです。 しかし、お互い遅くまで仕事をした上で家事も完璧にこなそうとすると、体調面や精神面にほころびが出てきてしまいます。その結果喧嘩となってしまう夫婦は多いのではないでしょうか。 そんなときは一旦、考え方を変えてみて下さい。最近はレトルトや冷凍食品でも栄養バランスの良いものが増えてきて注目されていますし、時短家電やロボット掃除機といった便利な電化製品も人気です。また、家事代行を利用する方も増えてきていますよね。お互いに話し合った上で、そういった手段を取り入れてみるのはいかがでしょうか。相談するときはケンカ腰にならず、一緒に考えてほしいというスタンスで臨むと良いですよ。

Q.子どもを作ることに焦りを感じます。

晩婚化が進むことによる最も大きな問題が妊娠・出産ではないでしょうか。30代で結婚した夫婦の場合、自然な流れに任せよう。いうよりは計画的に妊娠・出産を考える必要があります。2人以上の子どもを望む場合、余計に急がなければという焦りが出てきますよね。 しかし、高齢になればなるほど、体力的にも精神的にも辛いという方が多いようです。また、核家族の場合、実家が遠方に離れているという方も多く、頼れる人が近くにいないという方もいらっしゃるでしょう。 子どもは欲しいけれど、様々な問題で作るのを躊躇してしまい、ついつい先送りになってしまっている。そんな場合はどのように解決していけば良いのでしょうか。 A.いろんな家族の形があって良い。 35歳以上で出産すると高齢出産になると言われています。高齢出産のリスクは、ダウン症や先天異常などの子どもの成長に関わるリスクと、子育てが体力的にキツいリスクなど様々です。しかしこのことが一般的に叫ばれるようになってきてから、30代以上の女性は精神的に追い詰められていると感じることが多いようです。 そんなときに念頭に置いておきたいのが、世間的な意見よりも自分たち家族の幸せに目を向けるということです。子どもがいない夫婦、また、子どもが1人だけの夫婦は幸せではないということは誰が決めたのでしょうか。子どもがいなくても仲良く幸せに暮らしている夫婦たくさんいますし、1人っ子でも両親からの愛情を一身に受けて幸せに育つ子どももたくさんいます。もし今、自分の気持が前向きになれないのであれば、無理に子どもを作ることはないのではないでしょうか。 とはいえ、どうしても子どもが欲しいという夫婦の希望があるならば、必ず二人で話し合って決めることが大切です。夫と本音で話すことが一番の解決策になるのではないでしょうか。