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夫や妻の職場の飲み会参加について悩みを抱えている夫婦は多いです。参加頻度が高かったり、不公平感があったりするなど、どちらか一方にストレスが溜まってしまう傾向にあります。実際に飲み会に関する不満がケンカに発展する夫婦はとても多いようです。 それではお互いに不満を溜めずに飲み会に参加するには、どのようなことに注意すれば良いのでしょうか。

■飲み会に参加するパートナーに抱く不満

夫婦のどちらかが飲み会に参加する場合、残された方が感じる不満には様々なものがあります。 例えば、飲み会に参加したいことを夫が妻に伝えた際に、妻は二つ返事でOKしたとします。夫も職場の付き合いがあるし、飲み会も重要なコミュニケーションのひとつと考え、快く送り出そうという考えです。しかし、帰りが終電よりも遅かったり、朝方に酔っ払った状態で帰ってきたりすると、妻としては決していい気分はしませんよね。 また、今度は妻から飲み会に参加したい旨を夫に伝えた際、夫は仕事の調整が難しく、参加ができなくなったとします。それが毎回のように続くと、「なぜ夫は自由に飲み会に参加できるのに、私はいつも夫の都合に左右されるの?」と不公平感から苛立ちを感じてしまうことになります。 また、飲み会に参加する頻度が高いと、出費も気になるところです。上司や会社が支払ってくれる場合は送り出す側も安心ですが、自腹の場合は家計に関わる可能性もあるからです。特に飲んで気が大きくなってしまうという方は注意が必要ですね。 また、連絡をしないということも大きな問題です。例えやましいことがなかったとしても、どこで誰と何をしているのか、パートナーに知らせないで楽しんでいると、相手は疑心暗鬼になってしまいます。単純なことなのですが、これができていない人は意外と多いのです。 さらに、連絡をすれば良いというわけでもなく、ただ単に楽しい飲み会の風景や、美味しかった料理を写真とテンションの上がった言葉だけで送ってしまうと、相手の気持ちを逆なでしてしまうこともあります。

■子どもがいる夫婦の場合、さらに募る不満

子どもがいる夫婦の場合はまた少し事情が変わってきます。どちらか一方が飲み会に参加したいという場合には、もう片方が子どもを見ていなければなりません。そのために仕事を調整する必要も出てくるでしょう。酔っ払ってだらしなくしている親の姿は子どもにはできるだけ見せたくないですよね。 また、夜中に帰ってきて音を立てていると、小さな子どもは起きてしまうかもしれません。そうなると、ご飯を食べさせてお風呂に入れて、やっとの思いで寝かしつけをした側にとっては大変な苛立ちを感じますよね。 このように、飲み会におけるケンカのタネはいたるところに転がっているのです。