現代の“残念”な生物
今年放送された『世界一受けたい授業』(日本テレビ系)には、動物学者の今泉忠明さんが出演。現代に生きる“残念な生き物”を問題形式で取り上げました。
木から木へ飛び移るリス科の“ムササビ”には、“凄く苦手なもの”があるそうです。女優の水野美紀さんは「高いところが苦手」と回答しますが、残念ながら不正解。正解は、“木から下りるのが苦手”とのこと。今泉さんは、「ムササビの手首には軟骨があるため、下を向いた時に非常に下りにくい」と苦手な理由を説明していました。
続けて番組では、丸いフォルムが特徴的な“アルマジロ”を紹介。弾丸を跳ね返すほどの硬い甲羅を持つアルマジロの残念な一面は、9割のアルマジロが“丸くならない”ということ。
この残念な動物たちに、視聴者からは「得意そうで得意じゃない生き物もいるんだなあ」「アルマジロって全部丸くなるものだと思ってた…」「残念だけどめっちゃ可愛らしいな」といった反響が続出していました。
生き延びるために、数々の進化を遂げてきた“生物”。研究が進めば、私たちがアッと驚くような新事実が見つかるかもしれませんね。
文/内田裕子