housework201812

12月も半ばになり、大掃除や年越しの準備など年末の家事の計画を立て始めたママも多いのでは?今回は年末の家事について『CHANTO』のモニター142人に聞きました!大掃除を業者にお願いした体験談や、やってしまった失敗談など年末の過ごし方の参考になるエピソードもお届けします。

 

働くママに年末家事についてのアンケート


[アンケート1 大掃除について]

 

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年末は忙しいし、無理はしない
家中大掃除をする家庭が過半数割れ!

年末の最大の家事といえば大掃除。「毎年大掃除を行いますか?」の問いに、「家中を大掃除する」「部分的に行う」というママを合わせて全体の91%。やはりみんなしっかり1年の汚れを落としたいという気持ちが強いよう。 注目したいのは、掃除を「部分的に行う」(47%)と回答したママが「家中行う」(44%)と回答したママを上回ったこと。

 

「CHANTO」公式Twitterでも同じ質問を行なったところ、こちらでは「(掃除を)家中行う」と答えた方は3割以下という結果に。

 

「(大掃除を)しない」派(6%、Twitterでは16%)のママに意見を聞くと、「普段からこまめに掃除しているので年末改めてやらない」という意見の人が多く見受けられました。寒い冬ではなく春や秋など汚れが落としやすい時期に掃除するという家庭もありました。また、住宅設備の改良などにより、昔ほど汚れが溜まりにくくなったという指摘も。 ひと昔前まで大掃除といえば、「今年溜まった家中の汚れを落とす!」というのが、ライフスタイルの変化によってその常識も古くなりつつあるのかもしれません。

 

 

 

[アンケート2 大掃除する場所について]

部分的に掃除を行うと回答した方は、具体的にどこを掃除しますか?※複数回答)

1位 キッチン、窓 26票

2位 換気扇 15票

3位  風呂 14票

集中して掃除するのは
達成感を感じる場所!?

「部分的に掃除する」と回答したママたちはどこを掃除しているのでしょうか?「具体的にどこを掃除しますか?」という問いに回答してもらいました。 1位は、日頃から掃除をしていても頑固な油汚れや水アカが残ってしまうキッチン、普段なかなか掃除できない窓(26票)という結果になりました。どちらもまとまった時間がないと完璧に汚れを落としきれない箇所です。 そして2位は「換気扇」(15票)。時間が経てば経つほど油汚れが落としにくくなるので、とりあえず年末にはきれいにしておきたいというママが多いよう。

新年はきれいになったお風呂につかりたいという思いを反映してか、3位は「風呂」がランクイン。カルキ汚れやカビなどは処理するのも時間がかかるため普段なかなか丁寧に掃除できていないことも理由のひとつのよう。

1位から3位まで大掃除の定番というスポットが並びました。いずれも目に見えてきれいになったのを実感しやすいため、家中掃除しなくても「掃除した!」という達成感を感じられるのでオススメです。今年は小掃除にしようかなというママはぜひ参考に!

 

[アンケート3 掃除する人ついて]

「ママだけで大掃除」が34%
その約6割は「部分的に行う」と回答

「大掃除は誰が行いますか?」という質問には1位「家族全員で」が56%と多数を占めたものの、2位「ママのみ」(34%)が全体の約3割を占めました。今までは「一家総出」というのが大掃除の常識でしたが、こちらも時代に合わせて少しずつ変わっていっているようです。 ちなみに「ママのみ」と回答した人のうち53%が「部分的に大掃除する」と回答しており、ママひとりで行う場合にはできる範囲を集中して行なっています。 ママだけで掃除を行う理由は「パパが手伝うと余計に手間になる」という辛辣な意見もあったものの、「掃除中は子供を外に連れ出してもらう」など、忙しい年末に夫婦で家事分担をしている様子も伺えます。

 

 

[アンケート4 掃除業者利用ついて]

利用価格は2万円程
自分ではできない◯◯掃除が人気!

「掃除の大変な所はプロにおまかせしたい!」というママも多いと思いはず。プロにお願いする場合、どういったところを頼むのがいいのか利用経験のあるママたちに聞いたところ、2万円~2万五5000円の費用で2、3箇所利用した人が多く、特に水周りが人気でした。

「キッチン、トイレ、風呂、洗面所などの水回りを頼んだことがあります。会社や人数や時間で値段も変わりますが、平均1人1時間5000円くらいで、2人に3時間頼んだら3万円と交通費の支払いでした」
「お風呂掃除で約2万円。椅子やオケまでピカピカにしてくれて良かったです。そんなに汚れてないかも?と思っていましたが実際に掃除をしてもらうとすごく綺麗になって、新築の時のときめきを思い出しました」

と、利用してみると普段の掃除との違いを実感させられるよう。

「お風呂掃除は、家にある掃除道具と洗剤でピカピカにしてもらったので、腕の良さに驚きました」とプロの技に驚かされたママも。 水周りのほかは、自分でやるには面倒なエアコン掃除が人気です。1台あたり1万円が目安で「年末ではないが、ダスキンの家事お手伝いギフト(お風呂掃除1時間として利用、5千円相当)と、エアコン一台クリーニングギフト(1万円相当)を利用した事があります。エアコンは自分では出来ない高圧洗浄をしてもらい、黒い汚水が出た事に驚きました」と、プロにお願いしたくなるコメントも。 プロにお願いすれば部屋もきれいになって、ママもその時間を他の家事に回せるので一石二鳥です。この時期は予約が混み合うので利用を検討している人はお早めに!

[アンケート5  年末の習慣について]

年末に必ず行なっていることはありますか?※複数回答)

1位 断捨離 19票

2位 年越しそば、おせちなどの料理を作る 17票

3位 美容室へ行く 16票

4位 下着を買い換える 12票

5位 タオルを買い換える 8票

下着にタオル、それからアレ…
ママたちが年末に新しく買い換えるものは?

年末には、新年に向けてのいろいろな準備やしきたりがあるもの。ママたちには年末に必ず行う習慣はあるのでしょうか?年末に必ず行なっていることについて聞きました。 1位は断捨離(19票)。大掃除の際についでに断捨離するということで、書類や洋服などその1年にまったく使わなかったものを処分するというママが多数。同じく年末をひとつの区切りとして「防災グッズの確認やストックの賞味期限の確認し、期限切れのものを処分する」というママも。なかなか捨てられない!賞味期限をずっと見てない!というママはいいチャンスかもしれません。 そして年末ならではの「年越しそば、おせちなどの料理を作る」が17票で2位に。忙しいながらもきちんと年越しそばやおせちを作っているママが多く、伝統的な食文化を子どもたちにも伝えたいと頑張っています。 3位以降は、3位「美容室」(16票)、4位「下着を買い替える」(12票)、5位「タオルを買い換える」(8票)と気持ち良く新年を迎えるための習慣が続きました。髪を切って一年の厄を落としたり、新年に新しいものをおろして縁起を担ぐというのは昔ながらの風習ですが、単純に清々しい気持ちで新年のスタートをきれるからという理由もあるようです。他に買い換えるものとしては、歯ブラシ、シーツ、キッチンマットなどが上がっていました。替え時を迷ってしまうものをこのタイミングで替えるように決めておくと、ついくたびれたものをそのまま使ってしまうということにならずにすみそうですね。 その他「マッサージに行く。1年の疲れを夫婦で取りたくて」、「大晦日のお昼は、好きなお寿司屋さんへ行き、値段を気にせず好きなネタを好きなだけ食べる!という行事があります(笑)」と家族で1年の頑張りを労わる素敵な習慣も。今年から早速マネしたいですね!

 

[アンケート6  年末家事の失敗について]

掃除が終わらない…あぁゴミを出し忘れた…
リアルな失敗談から年末に備えて

 

家事に追われてバタバタしているうちに店や銀行が閉まってしまったり、年末はひとつ段取りを間違えると悲しい事態になりがち…。今年はそんなことがないように、ママたちから寄せられた失敗談を読んで計画的にいきましょう!

 

まずは、大掃除にまつわる失敗から。 「大掃除が終わらず、結局三月くらいまでかかった」 「大掃除の計画通りに出来ず、間に合わなかった。目に見える所だけ綺麗にしてカウントダウンした」 と段取りを間違えてしまったママたちがとにかく多く、あそこもここもと欲張ると結局終わらないハメに…。欲張らず本当に必要な箇所に絞って優先順位をつけてから取り掛かるといいかもしれません。

 

大掃除はうまくいってもあの日付を忘れがち…。 「ゴミの最終回収日を間違えて大量のゴミと共に年越し。もう気分最悪ですね(笑)」 経験あるママも多いのでは?スマホのスケジュールアプリなどを活用しましょう!

 

 

 

他にも「気合いを入れて断捨離したら、余計なものまで捨てすぎて年明けに買い直す羽目になった」というコメントもありました。一度「捨てスイッチ」が入ると気持ち良くなってつい捨ててしまいますよね…。気をつけましょう。

 

また、銀行などの休日スケジュールや混雑など年末ならではの事情に惑わされるケースも。「12/30~1/3しか休みがないので、銀行ATMに行く時間を逃したまま年末を迎えてしまう。しかも冬のボーナスが12/30支給なので、ATM最終営業日を逃すと痛い」。銀行のスケジュール確認に加え、混雑して時間がかかってイライラしたという経験談もありました。お年玉の新札の準備など、早めにやっておきたいですね。

 

「車の洗車をしようとガソリンスタンドに行ったら行列だったので出来なかった。毎年自分たちで洗車するようになった」「年末は食料品の価格が高騰!ちょっと早めに買いだめすべきだったと後悔」という心に留めておきたい経験談もありました。

 

 

年末年始には実家に帰省する家庭も多いと思いますが、気をつけたいのが留守宅の確認です。「家を空ける際に、冷蔵庫が入っているのに夫が間違えてブレーカーを落として出たため、中身が全部ダメになった。別件で様子を見に来た両親に掃除してもらう羽目になった」、「ヒーターの消し忘れが不安になって、実母に見にいってもらった」などあるあるなエピソードが…。この時期は帰省時を狙った空き巣も多くなります。戸締りもしっかり確認を!

 

今回の調査では大掃除派より小掃除派が多数となり、年末だからといって頑張りすぎないというママが多くなっていることがわかりました。やることが多くて何かとせわしない時期ですが休む時間も取り入れ、メリハリをつけて年末を乗り切りましょう!

 

取材・文/阿部祐子