先日、複数の自治体で学校給食の栄養量が基準を満たしていなかったと判明。育ち盛りの子どもを持つ保護者の間では、大きな動揺が広がっているようです。一体なぜ、こんな事態が起きてしまったのでしょうか。

 

<関連記事> 学校給食の完食指導…「残さず食べろ」はイジメと変わらないの声に対し…

 

学校給食が栄養不足に?


問題が発覚したのは仙台市にある小中学校の給食。鉄分や食物繊維など複数の項目で基準を下回り、過去5年近くにわたって同じ状況が続いていました。

 

小中学校の給食は文部科学省の「学校給食実施基準」によって栄養摂取量などが定められており、「この実施基準に適合するように努めることとし、同法施行の趣旨の徹底を図るものとする」という条文も記されています。

 

子どもたちが毎日食べるものとして、栄養バランスには充分配慮されていたはずの学校給食。保護者にしても、まさか給食の栄養量が基準を満たしていないとは思ってもいなかったはず。ネット上には、「学校への信頼が音を立てて崩れていった…」「今まで散々給食の重要性は叫ばれてきたよね? 自分の子どもが通う学校も栄養基準を満たしていなかったらと思うとゾッとする」といった声も少なくありません。