書き順の“基本ルール”は守れてる?


“書き順”については「日本漢字能力検定協会」の公式サイトにも解説があり、「筆順を正しく書くと、“漢字の意味を理解できる”“きれいな漢字が書ける”」と前置きがあった上で、「(筆順の)基本の7つのルール」が紹介されています。

 

一部を抜粋すると、「左から右の順で書く」といった大原則から「縦横が交わる字は、横棒から縦棒を(十、士、千など)」「外側を囲む画は先に(内、問、四など)」「真ん中と左右がある場合は真ん中から(小、水、当など)」など、意外と忘れがちなルールも。

 

他にもサイト内には、“漢字の豆知識”がいくつか紹介されています。例えば「0(れい)」は“記号のマル”と混同されがちですが、実は立派な漢数字。「ぜろ」とは読まず「れい」と読み、書き順は“上から半時計回り”が正解です。また「甲」「申」は似た見た目ですが、成り立ちは全く異なるそう。「甲」は“亀の甲羅から”、「申」は“稲光から”できたという説があります。

 

普段の生活でなにげなく使っている漢字。成り立ちから調べてみると、難しい漢字も書くのが好きになれるかもしれませんね。

 

文/河井奈津