3:「子どもの急病」は常に育休明けママ最大のピンチ


育休明け、何より恐怖だったのは、「保育園からの電話」というママはやはりとても多く、 「ピークの時は3週間連続で早退→翌日休み、というパターンが続き、平謝りの日々でした」 「フルタイム正社員・部下ありの状態で復帰したため、私も簡単に早退できない時が多く、夫とどちらが保育園に迎えに行くかでしょっちゅうもめていました」 などの声が次々上がりました。

 

Eさん(32歳・地方公務員・フルタイムで復帰)は、隣の部署にほぼ同時期に育休復帰した女性がいたそうですが、 「彼女は実家の近くに家を建てていて、急な保育園からの呼び出しは祖父母にお願いしたり、行事や懇談なども祖父母と交替で出席したりしていたのであまり仕事に影響が出ないんです。私は前回の夫の転勤でこの土地に来たため、頼る相手もなく休む回数が多くなりがち…直接比べられることはないのですが、どうしても引け目を感じてしまいます」 と言います。

 

「発熱した子どもを迎えにいかない」という選択肢はなく、子どもの急病はママが悪いわけでもないのですが、実際に誰かがその仕事を代わりにやらなければならなくなると、時には理解のない人から非難されることもあります。

 

少しでも迷惑がかからないようにと、次のような工夫をしていた人もいます。

 

「仕事の進捗状況をスケジュール管理ソフトに入力し、部内で共有してもらうようにしました。他の人はそこまで詳しく記入していなかったのですが、私はいつ保育園から呼び出しがかかるか分からないので、朝・昼・帰りとこまめにタスクを書き、急ぎのタスクから順に赤→黄→緑と色を変え、万が一誰かにお願いする場合でも一目で優先順位が分かるようにしておきました」(Gさん・30歳・運輸会社勤務・時短で復帰)