冬の癒しといえば体の芯まで温められる「入浴」。人によって入り方はさまざまですが、時には体に負担がかかる場合もあります。そこで今回は、室内の激しい寒暖差が招く健康障害についてご紹介。対策方法もピックアップしているので、普段の体調管理に役立ててみてください。

 

交通事故の約4倍も起きている“ヒートショック”の危険性とは


今年の11月22日に放送された『なないろ日和!』(テレビ東京系)では、“寒暖差に負けない入浴方法”を特集。同番組に出演した東京都市大学の早坂信哉先生は、始めに“ヒートショック”の危険性を訴えました。

 

ヒートショックとは急激な温度差によって血圧が急上昇し、心筋梗塞や脳卒中を引き起こす健康障害のこと。冬になると寒暖差が激しくなる風呂場やトイレで発生する場合が多いので、これからの対策が大切です。またヒートショックによる被害者数は交通事故の約4倍も高く、人ごとでは済まされない事態に…。

 

早坂先生によればリビングから温度が低い脱衣所と浴室に移動すると、血圧が一気に上昇します。温かいお湯に浸かれば一時的に血圧は下がりますが、再び寒い脱衣所に戻ると血圧がアップ。急な血圧変動は体にかかる負担が大きくなるため、ヒートショックを発症するそうです。

 

ヒートショックの危険性を再認識した視聴者からは、「自分は若いから平気だと思ってたけど、やっぱりヒートショックって怖いな」「番組を見たせいで、もうヒートショックを無視できなくなった」と反響の声が続出。