もともとは両親が安心して就労できるようにということだったのですが、現在ではどちらかと言えば子供の教育を主体に行っているようです。 事業の内容としては以下の通りです。 ・放課後児童の健康管理、安全確保、情緒の安定
・遊びの活動への意欲と態度の形成
・遊びを通しての自主性、社会性、創造性を培うこと
・放課後児童の遊びの活動状況の把握と家庭への連絡
・家庭や地域での遊びの環境づくりへの支援
・その他放課後児童の健全育成上必要な活動 その事業を実施している施設は、全国でおよそ2万5千か所あります。その施設名は「学童クラブ」「放課後児童クラブ」「学童保育所」といったように、施設ごとにまちまちとなっています。 現在登録している児童の数は117万人を超えています。とはいっても、この学童保育に入れない子供も多くいるのです。現在も問題となっている待機児童の問題がそうなのです。実際にはこの待機児童は、現在のところ1万7千人ほどいると言われています。 これは地域によっても大きな違いがあり、申請が集中してしまったり、生活圏内に施設がない場合に、待機児童の問題が起こりやすくなっているのです。
■学童保育を利用するメリットは?
小学校低学年の場合、家に一人で帰らせたり、家に一人きりにさせるというのは不安で心配なことですよね。ですから、学童保育を利用することで、指導員や他の子供たちと一緒に居ることができるため、安心できるということになります。 特に判断力や危険回避能力も乏しいですから、事件や事故に巻き込まれてしまうといった心配もあります。ですから子供に対する心配がなくなり、安心して働くことができるというのは大きなメリットということになります。 また学童保育の場合、集団で子供を預かっているという性質上、小学校1年生から6年生まで幅広い年代の子供が集まります。本来なら遊び相手は同クラスの子供の限定されがちですから、幅広い付き合いでさまざまなことを学ぶことができるようになります。人格形成の上でも、大きなメリットとなるのではないでしょうか。 他にもただ預かるというだけではなく、指導員の方もいますから、そこで勉強を見てもらえるということもあります。というのも学童保育では、その日に出された宿題をする時間というのがあるのです。 そこで分からないところなどは、指導員の先生方と一緒に考えることができるのです。もちろん指導員の先生だけでなく、上級生の子供たちが教えてくれたりすることもあります。その結果として、日々の宿題のことを両親は考えなくてもいいというメリットもあるのです。 とはいえ、一番は子供にひとり寂しい思いをさせなくて済むといったところが大きなメリットと言えるかもしれませんね。