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学校の先生は、最低でも1年間は替わることがありません。しかし、その先生と子供が合わないこともありますよね。本人から直接聞いたり、周囲から聞くこともあるでしょう。そういった場合、親としてはどういった対応をしてあげればよいのでしょう。また、してはいけないことはどんなことなのかについて、紹介していきます。

■まずは先生との良好な関係を考えてみる

先生とお子さんのうまが合わないといったことは、お互いに人間同士ですからどの教育現場であっても起こりうることです。ですが、先生との関係が良くないことで、得られるメリットは一つもありません。逆にデメリットばかりとなってしまいます。 ですから、まずは何とか先生との関係を良くすることを考えて見ましょう。というのも塾や習い事の場合は、合わなければやめればよいのですが、学校の場合はそう簡単にやめるということもできないですよね。 そのためには、お子さんに先生の長所を教えてあげてみてはどうでしょうか。人間は誰でも長所と短所があります。関係がよくないと長所はあまり目に入らず、短所ばかり見えてくるようになってしまうのです。そうなるとうまが合わない相手のことは、どんどん嫌になってきてしまうのです。 ついお子さんの味方になってしまい、先生の粗探しばかりをするようになってしまうと、お子さんは喜んでくれるのかもしれませんが、先生との関係ばかりか、学校との関係まで悪くなってしまうのです。 少し広く視野を持って、先生のいいところを見つけてお子さんに教えてあげてみてはどうでしょうか。

■考え方次第ではチャンスとも

お子さんが先生との関係を良好なものにできていない場合、「うまが合わない」とそこで諦めてしまっては何も進展はありません。ですが、考え方次第ではそれをチャンスにすることもできます。 社会に出て働き出すといろんな人がいて、うまが合わない相手とも一緒に仕事をしなければならないケースも出てきます。そういった場合、うまが合わないから一緒に仕事をしないということはないですよね。仕事だと、どんな状況でもうまくこなす必要があるのです。 この場合、うまが合わない相手といかに付き合うかを、勉強するチャンスであるということにもなるのです。もちろん、あまり無理をさせ過ぎるのよくありません。解決が難しい問題がある場合、やはり直接相談するのがよさそうです。 ただし頭ごなしに文句をいうのではなく、あくまでも相談という形をとるのがよさそうです。

■どうやっても解決できそうになければ

単にうまが合わないといった程度であればまだよいですが、「学校に行きたくない」といったことを言うようになってしまうと、事態は深刻です。担任の場合、基本は1年ですが、翌年も同じ担任になる可能性もあります。 こういった場合は直接先生に相談するのではなく、校長先生にそれとなく相談するのがいいかもしれません。ただし、年内で翌年の担任やクラス分けが行われていないときでなければなりません。遅くなってしまうとこれらが決定してしまうので、変更するのが難しくなってしまいます。 もちろん、当の先生には極秘で相談する必要があります。電話で校長先生に面談を申し入れるのです。必ず極秘であることと、相談内容について簡単に説明しておかなければ、先生に伝わってしまう可能性があるので注意してください。 相談をするというのは良いことなのですが、あまり頻繁に相談をしていると、場合によってはモンスターペアレントと誤解されてしまう危険性もあるため、相談内容はよく吟味したうえで、また相談回数も最小限にとどめておくのが良いでしょう。