子どもが公共の場で騒いでいる姿を見ると、親のしつけがなっていないと感じる人も多いのではないでしょうか。子どものしつけがしっかりできていないと、子どもが大人になって苦労することもあります。ここでは子育て経験のある先輩ママたちが感じている、親として子どもに最低限しつけておくべきことについて紹介していきます。
■あいさつをする
人とのコミュニケーションをはかる上で、まず大切になってくるのがあいさつです。朝のあいさつから別れのあいさつ、感謝や謝罪の意を伝えるときもあいさつは重要になってきます。 普段から人にあったときは「おはようございます」「こんにちは」「こんばんは」など、時間に合わせたあいさつをできるよう、親がお手本を見せることで習慣づくのではないでしょうか。 子どものときからあいさつが習慣づいていると、どんな状況でもきちんとあいさつができるようになります。社会人になってからは特にあいさつは必要なので、子どものうちからしつけておくことが必要です。 あいさつのできない人間だと、大人になって社会不適合者のレッテルを貼られることもありますので、早めに教えることが大切です。
■公共マナーを身に付ける
子どもが大きくなるにつれ、外出する機会も増えてきます。そんなときにしつけができていないと、親が恥ずかしい思いをするだけでなく、周りにも迷惑をかけてしまうこともあるでしょう。 電車やバスなどの公共の乗り物にのったときは騒がない、走り回らない、靴のまま椅子に座らないなど、事前に教えておく必要があります。 スーパーやデパートなどに出かけたときに勝手に商品をさわらない、商品を開けたり壊したりしないということも教えておかなくてはなりません。 公共の場で失敗することもありますが、事前に教えておかなくては何が悪いのか子どもは理解することができません。また一度教えたからといって、子どもは完全にそれを理解しきれているわけでもありません。 失敗をしたからといって頭ごなしに怒るのではなく、どこまで理解しているかを聞き、次は失敗しないためにはどのようにすれば良いか、本人に考えさせることも必要です。
■食事作法を覚える
しつけの中でも食事作法は重要です。食事マナーが悪いと、周りの人を不快にしてしまうこともあるでしょう。 音を立てて食べない、お箸はきちんと持つ、口に物を入れているときはしゃべらない、食器の音を立てない、音をたててすすらないなど、食事に纏わる作法はとても多くあります。一度にたくさんのことは覚えられませんが、一つずつ教えていけば必ず子どもは理解します。 また、レストランなどで外食するときの作法も、少しずつ教えていくと良いでしょう。お店の中を走り回らない、泣いたり大声を張り上げない、ドリンクバーなどの共有の場は汚さないようにする、人が並んでいるときは横入りしないなど、小さな頃からしつけておきましょう。 子どもは外食の際にじっとしているのが苦手なので、行く前に大人しくしていることを約束し、約束をやぶったら外食はしばらく行かないなどすると、子どもも自分をコントロールするようになります。