子どもを育てるのは、本当に大変です。夫婦一緒に協力して子育てに取り組まないと、肉体的にも精神的にも疲れ切ってしまい、ストレスもたまってきます。
夫婦で頑張って子育てをしている家庭が多いですが、中には全く子どもとコミュニケーションを取ろうとしない夫もいるようです。そんな夫をもつ妻の悩みと解決方法について、いくつか紹介します。
■「疲れているから」を理由に子どもと遊ばない
子どもと少しでもコミュニケーションをとらせようとしても、疲れていることを理由に子どもと距離を置いてしまう夫もいます。仕事が忙しいのではと思うと、妻はそれ以上何もいえなくなってしまうことでしょう。
ここで見極めなくてはならないのが、本当に夫が疲れているのか、それとも怠けたいだけなのかという点です。 もし本当に疲れていそうなら土曜日はゆっくり休ませてあげて、日曜日は家族で出かけて妻が買い物をしている間に子どもを見てもらうなどして、コミュニケーションをとれるように工夫しましょう。 仕事で帰りが忙しい夫の場合、子どもとのコミュニケーションをどのようにはかれば良いか、とまどっていることも考えられます。強制的に子どもと二人の時間をとることで、少しずつ改善していくことでしょう。
■子どもにあまり関心がない
子どもに対してあまり関心がないのでは?と思うほど、子どもとのコミュニケーションをとらない夫もいるようです。 自分の子どもなら誰もが可愛いと感じるものですが、中にはそれほど子どもに愛情を感じない父親もいます。 子どもに対して苦手意識を持っている場合、無理矢理子どもに興味を持たせようと思っても、心の底から子どもを可愛いと思うのは難しいでしょう。 夫が子どもに関心が向かない場合、妻が子どもとの間を取り持つ必要があります。自宅で妻が仲良さそうに子どもと接していると、夫は一人きりになってしまうので、全く興味を持たない。といった訳にはいられないでしょう。 夫婦二人の時間を持ったときに、子どもが興味のあることやどんな遊びが好きなど、少しずつ夫に教えてあげることで、自然と子どもの情報を記憶していきます。 そうした上で家族と出かける時間をたくさん持つようにし、子どもと接する時間を増やしてあげると、夫も変化していくのではないでしょうか。
■妻に育児を丸投げしている
そもそも子育ては妻がするものとした考えを持つ夫の場合、子どもとの間に距離が生まれてしまいます。 子どもが小さなうちは妻も働くことができず、家にこもりきりで子育てをすることがありますが、その時期に、「子育ては妻がするものだ」と夫が勘違いしてしまうことがあります。 一方妻は、「毎日夫は働いているのだから、せめて家では楽をさせてあげたい」という優しい気持ちが、逆に子どもとのコミュニケーション不足につながってしまいます。 家事や子育ては外で働いている夫と変わらない労力を使っています。夫が外で働いているからといった理由で、負い目に感じる必要はありません。 子どもとコミュニケーションをとらせるには、休日に妻が出かけて子どもと二人きりにすることで、自然とコミュニケーションがとれるようになります。 「休みだからゆっくりしたい」という夫もいますが、自分も毎日子育てや家事を頑張っていること、自分にも休みが必要であることをきちんと話し、理解してもらうことで、夫は子どもを見るようになるでしょう。 少しでも子どもとコミュニケーションをとれるようになれば、子どもが泣いていたり、駄々をこねたりしているときに、自分から気にかけてくれるようになるのではないでしょうか。