起立性調節障がいは意外と悩んでいる人が多い?


続いて解決していくのは、中学生の約1割が抱えている“朝起きられない”“倦怠感”“頭痛”といった症状について。これらの症状から考えられるのは、自律神経がうまく機能しないために起こる「起立性調節障がい」と呼ばれる病気です。

 

最初は“学校に行きたくなくてぐずっている”と、家族にも誤解されることが多い病気。「ホゴシャーズ」からも、「病気だとわからなくて、“早く起きなさい!”と怒鳴ってしまったことがある」「無理やり学校に行かせてしまった」などのエピソードが語られていました。

 

また家庭と同じように学校でも理解をされにくい病気なので、子どもたちは「学校に行けなかった時に自分を責めてしまう」「長期間休んじゃうと人間関係が怖くなって、学校に行きづらい」といった感情を抱きがち。

 

そこで「大阪医科大学」の小児科医師・吉田誠司先生は、周囲の理解を深めるために「診断書の提出」をアドバイスしていました。診断書は医師が書いてくれるので、学校に提出して子どもの罪悪感を減らすと効果的。もちろん患者側から診断書を依頼しても問題ありませんよ。

 

この放送に世のお母さんたちから反響が続出。「深刻に悩んでいたけど、仲間がいて安心しました!」「子どもを叱らずに受け止めることから始めてみよっと」「焦らずゆっくりと治療していければいいな」などの声が上がっていました。