子どもがどんなに成長しても、お母さんの悩みは尽きないもの。“うちの子どこかおかしいんじゃないかな”と考え出すとキリがありませんよね。今回は悩めるお母さんたちと、小~高校生に多い“子どもの不調”に向き合っていきましょう。

 

夜尿症にはおもらしセンサーが効果的!?


11月3日に放送された『ウワサの保護者会』(NHK)では、「子どもの心身の不調」を特集。小学生~高校生までの子どもよく見られる「夜尿症」と「起立性調節障がい」をピックアップしました。

 

まず同番組で紹介していくのは、「夜尿症」についてです。そもそも夜尿症とは、“5~6歳以降も続くおねしょ”。珍しい病気ではなく、小学校に入学する時点で15%ほどの子どもが夜尿症と診断されています。

 

夜尿症の原因は、夜間に尿意を我慢する「抗利尿ホルモン」の分泌が少ないこと。また“子ども自身がおねしょをしたこと”に気づかないことも、改善しにくい原因の一つです。

 

悩んでいるお母さんが多いようで、出演していた「ホゴシャーズ」からも「毎晩のようにおねしょをして、いつ治るのか不安」「子どもが悪いわけじゃないって分かってはいるけど、つい腹を立ててしまう…」などの声が上がっていました。

 

そこで「順天堂大学医学部附属練馬病院」の大友義之先生は、2つの治療法を提案。1つは尿量を減らす薬や、膀胱の働きを抑制する薬の服用です。もう1つは下着にセンサーをつけて、おしっこが出た瞬間に音で知らせる“アラーム療法”。その音で子どもが目覚めて、おしっこの我慢を徐々に覚えていく効果が期待できます。