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mixiやプロフなどのサービスが約15年前から一般的になり、離れている友達や知らない人とでも気軽にコミュニケーションが取れる便利なツールとして急速に広まりました。現在では、InstagramやTwitter、FacebookといったSNSサービスを利用する人は、20代~60代で約40%に上ると言われています。 その一方で、最近では「SNS疲れ」という言葉をよく耳にします。一般人の間だけではなく、芸能界でも突然SNSをやめる方や距離を置くと宣言される方を見かけます。 本コラムでは、SNS疲れに焦点を当て、その危険性やSNSと上手く付き合うコツなどをご紹介したいと思います。

■SNSによる人間関係でのストレスを感じる方が急増中

SNS疲れと一口に言っても、各サービスによってその性質は異なるようです。 例えばFacebookの場合、実名で登録していることから必然的に投稿する内容に慎重になります。会社の人などと友達になっている場合には特にその傾向が強く、何も書き込めなくなってしまったという意見も。ポジティブな内容のみを投稿していると今度は「リア充アピール」と言われてしまうため、疲れてしまうようです。 次にTwitterですが、こちらは匿名で登録できるため、実際の人間関係に気を遣わなくてよいツールです。その反面、知らない人からの「口撃」にショックを受けたり、いいね、リツイートがないと落ち込んだり、フォロワーの増減に一喜一憂したりすることに疲れるようです。元々、個人的な感情をつぶやくだけのゆるい使い方だったはずが、他人の反応ばかりが気になってしまうようになると窮屈に感じますよね。 最後にInstagramですが、インスタ映えするものを常に探し続けなければならず疲れるという意見があるようです。Instagramにアップするためにおしゃれなお店に入ったり、話題のスポットへ出かけたりと、「行くこと」ではなく「インスタにアップすること」が目的となってしまうので、どこに行ってもInstagramにアップしたら満足してしまい、本来の目的を見失ってしまうそう。 この他にも、既読放置してはいけないプレッシャーを感じるLINEもSNS疲れとして挙げられることが多いようです。 SNSを使った経験のある方ならどれか1つは当てはまるものがあるのではないでしょうか。