子どもの歯医者恐怖症を克服!先輩ママのアドバイス


ある歯科医は「小さい子の歯の治療は、一度に10分が限界」と言います。 この10分を乗り切るためにママたちが工夫していたことや、子どもにやさしい歯科医を探す時はココを見ればいい!という点などを紹介します。

 

子どもにやさしい歯科医はこんなところ!

歯科には小児歯科を掲げている医院とそうでない医院があります。 もちろん小児歯科専門でなくてもキッズフレンドリーな歯科はたくさんありますが、日頃大人しか診察していないような歯科だと子どもの扱いに慣れていない可能性もあるため、いくら「歯医者さんは歯を守ってくれるところだよ、ちゃんと見てもらおうね」と一生懸命説得しても、ママの言い聞かせだけではどうにもならないことも。 それよりは、最初から子どもにやさしい歯科医を探す方が転院などの可能性も少なくスムーズだと言えるでしょう。

 

現在、お子さんが泣かずに歯科に通っているというママに、かかりつけ歯科医のおすすめポイントを教えてもらいました。

 

「ママ友の紹介で通っています。小児歯科専門ではないのですが、キッズルームがあり、診察台の前にはモニターがあってアニメを流してくれるので、子どもはテーマパーク気分のようです。しかもここの良いところは、事前に予約しておくと、上の子の治療に私が付き添っているあいだ、スタッフさんがキッズルームで下の子を見ていてくれるんです。もし私が虫歯になってしまっても安心ですよね」Tさん(30歳・6歳の男の子と2歳の女の子のママ)

 

キッズスペースが併設されていたり、治療終了後にシールやグッズがもらえたりする医院も多く、中でも、治療後にコインがもらえる「ガチャガチャ」は大人気のようですね。

 

他にも、 「キッズスペースから、治療中のよそのお子さんの治療が見えるんです。泣いている姿だと逆効果だったかもしれませんが、頑張っている様子だったので、それを見た息子はぼくも頑張る!と勇気づけられたようです」(Dさん・28歳・4歳の男の子のママ) という体験も。

 

また、お子さんが治療を怖がらない歯科では、 「これから行う処置を子ども本人にていねいに説明してくれる」 という点が共通していました。

 

Yさん(30歳・3歳の女の子のママ)は、 「治療前に、子どもにイラストを見せて今日やることの目的や手順を説明してくれるんです。治療中も、“今からちょっとだけ風がシューっと当たるよ”、“これはお口の中を見るためのものだよ”とこまめに声をかけて下さるので、子どもも小さいながら納得して治療に向かえているようです」 と、不安を取り除いてくれる声がけにとても感謝しているそう。

 

Hさん(36歳)のお子さんは小学4年生で、「小さい頃から何事にも怖がりだった」といいます。 「娘は過剰歯(通常より歯の本数が多いこと)で、歯茎に埋まっていたものが今年になって生えてきて、学校の歯科検診で抜歯をすすめられたんです。麻酔も必要なので、娘が恐怖に耐えられるか心配でしたが、とてもいい歯医者さんに出会えて無事抜歯できました」 とのこと。

 

「娘は、最初は怖くて半泣きだったのですが、明るい女医さんで、椅子に座って口を開けるだけで“そうそう、上手”“すごーい!”“よくできたね!”などと褒めてもらって、ずいぶんリラックスできたようです。注射の時も、まず表面に弱い麻酔をかけてから局所麻酔をする、注射の筒や針が子どもの目の前に見えないようにするなど、きめ細かい配慮をして下さったそうです」