家庭内での〝格下感〟は否めない(隆さん/27歳/介護士)
僕は介護士として妻は看護師として、同じ病院で働いています。介護士と看護師では、やはり資格の差は歴然とあります。 子どもが生まれてから、妻は夜勤はしていません。僕は夜勤もこなしているにもかかわらず、年収は妻の足元にもおよびません。それに加え、看護師は総じて気が強いというか…妻のことは大好きですが、職場でも家庭内でも僕の〝格下感〟は否めません。
我が家では、家事はすべて担当制。まだまだ料理は苦手で、「味が薄い」とか「野菜が固い」と怒られることもしばしばです。僕の休日は、朝から掃除・洗濯・夕飯の買い出しをこなし、料理を作って妻の帰りを待って終わります…妻の休みの日は「今日は外食ね」となるんですけどね。 それでも僕は、いまの夫婦関係に満足しています。お互い働いていますし、結婚生活はお互いの協力で成り立っているんですから。でもどうしても、ひとつだけ妻にお願いしたことがあります。それは夜勤明けのビール! 「君は朝から飲むなと言うけど、夜勤明けの朝は、僕にとっては仕事終わり。黙って冷たいビールを出していただきたい!」。それが、妻が怖くていまだ言えない、僕の唯一の願いです(涙)。