■ドラム式の洗濯機のメリット・デメリット
ドラム式の場合、縦型に比べると使用する水の量がかなり少なくなるため節水効果がかなり期待できます。少ない水で洗うため、洗剤の濃度が濃くなることで、皮脂汚れなどはかなり落としやすくなります。 また縦型とは違い、洗濯物同士をこすり合わせるような洗い方をしないため、洗濯物が傷みにくくなります。空気に触れやすいということもあり、乾燥は早くなります。 ふたが前面にあるため、洗濯機の上に物を置くことができるというのは、収納面ではメリットになります。洗剤や柔軟剤など、洗濯に関するものをまとめて置いておくことができるのです。ですが洗浄方法の違いから、縦型に比べると洗浄力は少し弱くなってしまいます。 使用する水の量が少ないということは、色移りの可能性が高くなってしまいます。同じ容量であれば、洗濯機そのものが縦型に比べると、大きく重くなってしまうということもあります。 このようにドラム式のメリットとデメリットは縦型に比べると、真逆に近くなっています。
■縦型とドラム式はどっちがいい?
購入するとなると縦型にするか、ドラム式にするか悩むことになるのではないでしょうか。 それぞれのメリットとデメリットを比較することで、どちらのタイプの洗濯機が向いているのかを判断してみましょう。 洗濯機を購入するという点を考えれば、やはりコスト面の違いは大きくなってくるのではないでしょうか。同じ容量であれば縦型のほうがリーズナブルな価格なので、家計への負担は少なくて済みます。ですが使用する水量に違いがあるため、水道料金の比較という点も含めて考えてみる必要もありそうです。 住む地域や天候によっては断水や取水制限ということもあるので、その場合であれば、使用する水量の少ないドラム式のほうがいいという場合もあります。 洗濯物をよりきれいに。を優先すれば縦型ですし、洗濯物を傷めないという点を優先すれば、ドラム式がいいということになります。 このように何を重視するかによって、使いたい洗濯機の種類が変わってくるのです。あとは好みの問題や設置するスペースの問題など、さまざまな条件が絡んでくることになります。