【この記事は、CHANTOママライターによるウェブ限定記事です】

ライター名:ゆきえる

 

初めまして。CHANTO読者のゆきえると申します。昨年7月に息子を出産し、今年4月よりフルタイムで復職しました。幸い息子は早々に保育園に慣れてくれたり、夫も息子のお迎えやお風呂などを担当してくれたりと、日に日に家族というチームが育っていくようで嬉しい毎日です。

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(9か月の息子は保育園へ行き始めたら早くも卒乳してしまいました。 頼もしいと思いつつ寂しくもあり、母親って複雑なんだなぁと実感中です。)

 

今回復職して一番嬉しかったことは、これまで仕事で関わってきた方々から「お帰りなさい」という言葉をいただけたことでした。仕事復帰は念願ではありましたが、子供を持ちながら働くのは初めてで不安もありました。しかしいざ出社してみたら、「大変な時はいつでも言ってね」「何かあったら助けるよ」と言って下さる方ばかりで本当に有難いことでした。自分がこうした大きなライフイベントを経験したにも関わらず今まで通りの関係でいてくれる方が多くいたことは、人に恵まれたことはもちろんですが、個人的に人間関係におけるちょっとしたポリシーみたいなものを持っていたことも理由の1つだったと思っています。今日はそのポリシーについてお話ししたいと思います。

 

突然ですが、皆さんは最近いつ「ありがとう」を言いましたか?振り返ってみると言っていないかも…という方も結構いるのではないでしょうか。私は社会人4年目に入った頃から、仕事で「嬉しいな」と少しでも感じた時には意識して「ありがとう」を口にするようにしてきました。キッカケは趣味で始めた英会話でした。

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(英会話を習っていたことで海外出張の機会に恵まれたことも嬉しい誤算 でした。写真は2013年7月インドネシアでの一枚。)

 

英語で会話をしていると、普段職場で話すよりも「ほめ言葉」や「感謝の言葉」が多いことに驚きました。そこから「言葉」そのものの効力について考え始め、当時仕事で抱えていたネガティブな気持ちを、言葉を変えることで緩和出来ないかと考えました。そこで日頃よく使っていた「すみません」を出来る限り「ありがとうございます」という言葉に置き換えてみたのです。すると不思議なことに、「すみません」を口にした時よりも「ありがとうございます」の方が、自分も相手も気持ちよく会話出来るということに気付いたのです。さらに面白いと感じたのは、同じ感謝を伝える時でも「すみません」よりも「ありがとうございます」の方が強く印象に残るらしく、ちょっと付き合いづらい相手でも、一度こうした会話をしていると次の依頼も快く引き受けてくれるという経験が何度もありました。ここからは個人的な考えですが、職場でしょっちゅう聞く「すみません」よりも、耳触りが良く使用頻度の少ない「ありがとう」を使用する方が、相手の耳に新鮮に響いて良い印象を残してくれるのかもしれません。皆さんも、良ければ試してみてくださいね。(完)