息子に伝えたい「20年前の恩師の言葉」(美由紀さん/35/会社員)

 

中学時代の社会科の先生が授業中に言った、忘れられない言葉があるのでご紹介します。 「あなたたちは、なんのために勉強するんだろう? って思っているでしょう。因数分解とか世界史がなんの役に立つのか、わからなくても困らずに生きていけるだろうって。実際に因数分解を生活のなかで使うことはないかもしれないけれど、それを考える力が将来役に立つんだ。勉強で学んだ考え方や知恵は、必ず人生で活かすことができるんだ」。

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多感な時期だったので、胸に刺さりました。その言葉を聞いてから、私自身の勉強する姿勢が変わったように思います。勉強する意味がわかるとやる気も出るんですよね。 大人になったいま、実際に勉強したことがどこまで活かせているのかはわかりません。でも、勉強する意味を知っているのと知らないのとでは、やる気も変わるし結果にも大きな差が出るように思います。20年以上たったいまも忘れられないこの言葉を、この先、息子が勉強の壁につまずいたときに伝えられたらと思っています。