コツが掴めればメリット大!「リフレーミング技法」を使ってみよう
最後にご紹介するのは、リフレーミングというスキルです。これは簡単に言うと「言い換え技法」とも捉えることができます。例えば、ネガティブな考え方をしてしまうときに、その中にあるポジティブな部分を引き出して言い換えるという考え方です。実際に例をあげてみましょう。
・後輩「私は仕事が遅いので、どんどん仕事がたまっていってしまうんです」
この様な相談があった時、あなたがアドバイスをする側になったらどう答えますか?「たしかに仕事が遅いかもしれないから、もっと早くできると良いんじゃない?」という答えもありますが、リフレーミング技法を応用した場合だと・・・
・あなた(先輩)「確かに仕事はゆっくりかもしれないけど、それは仕事が丁寧だってことじゃない?」
と言い換えることもできますよね。仕事が遅い人は、その分ひとつの仕事にじっくり取り組めるという長所も兼ね備えているケースが多いので、そのような良い部分にフォーカスをあてることで、仕事に対する自信を持つことができるようになるのです。
まとめ
ここまで3つのコミュニケーションのコツをお伝えしてきましたが、実際に取り入れて実践するには、練習が必要な部分もあると思います。しかし、一度覚えてしまえば役立つスキルばかりなので、ぜひ少しずつ取り入れみてくださいね。
文/久木田みすづ