昨年発売された子ども向け漢字ドリル「うんこ漢字ドリル」は、累計300万部を超える大ヒットを記録。幼少期は男女関係なく、多くの子どもたちが“うんち”の魅力に取りつかれてしまいますよね。実は子どものうんち好きには、ある理由がありました。

 

子どもはうんちを自分の子どもだと思ってる?


今年8月に放送された『チコちゃんに叱られる!』(NHK)では、「なぜ子どもは“うんち”が好きなのか?」を徹底追求。思いもよらない意外過ぎる答えを教えてくれました。

 

子どもがうんちと連呼して困っているお母さんたちも多いでしょうが、残念なことに子どものうんち好きは止められません。なぜなら、子どもはうんちを“自分の子ども”と思っているから。岡山大学の金関猛教授は、子どものうんち好きは精神分析学者のフロイトが提唱した“肛門期”という観点から読み解れるといいます。

 

肛門期は大体2~4歳ごろに訪れ、「うんちをすると気持ちいい」ということを覚える時期。またこの時期は“トイレトレーニング”をはじめるタイミングとも重なり、上手くできると褒めてもらえるといった心理的作用も働きます。その結果子どもは「うんちは良いもの」と考え、自分の体から出てきたものに対して我が子のような感覚を持つのだとか。

 

ある幼稚園で園児にうんちの絵を描いてもらったところ、およそ4人に1人がうんちに顔を描いていました。さらに多くの子どもが「うんちさん」「うんち君」など名前や愛称をつけており、無意識の内に特別な感情を抱いているという結果に。

 

子どもから絶大な支持を得る漫画雑誌「月刊コロコロコミック」の編集長・和田誠さんに話を聞くと、「うんちを描いているのと描いていないのでは、人気に差が出たりする」「うんちで雑誌が売れていると思うときさえある」とコメント。うんちの影響力は計り知れませんね。