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本日7月25日は、「かき氷の日」。 暑くてどうしようもない日に食べるかき氷は、 おいしさと、幸せを運んでくれます。 かき氷といえば、思い浮かべるのは縁日で出されるようなものですが、 実は最近のかき氷は、かなり進化を遂げているとか。

 

今回は、かき氷を知り尽くしている “かき氷の女王”こと原田麻子さんにインタビュー。 15年間かき氷を食べ続けてきたからこそ、語ることのできる 原田さんの「かき氷への想い」と絶品のレシピを聞いてきました。

私がかき氷の女王になるまで

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大学生のとき食べた「京はやしや」のかき氷が人生を変えた

原田さんと衝撃のかき氷の出合いは、20歳のとき、夏の京都にて。 「ものすごーく暑くて、とにかく冷たいものが食べたい!と思って入ったのが、京都の老舗茶舗『京はやしや』さんでした。そこで『雪山』という名前通りの、非常に大きなかき氷を注文したんです。良質な抹茶の濃い味わいと、ふわふわの氷の食感に感動して。これまでのかき氷の概念を覆されました」 それからというもの、全国のおいしいかき氷を探しては食べ歩くようになった原田さん。 「だからといってSNSにアップしたりするのは、当時は恥ずかしくてまったくしていなかったんです。ただ、私のなかでかき氷はどんどん特別な存在になっていって、いつかお店を持ちたいという思いに。そういうのって少し照れ臭かったんですけどね」 当時会社員として働いていた原田さんは、1年間限定店を週1でやることに。その後2016年の秋に「氷舎mamatoko」をオープンした。 「かき氷作りは、全部独学。私のかき氷に対する愛情と信念がたっぷり詰まっているお店です。かき氷って、ラーメンみたいなもの。そのおいしさを味わうには、提供されてから一気に食べきってもらえるとうれしいです」 それが、原田さんのかき氷論。かき氷をこよなく愛する原田さんだからこその、アドバイスです。

 

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 「かき氷は食事」1日に4〜5杯は食べる

プライペートでは年間1800杯、店で出す試作の試食を含めると、軽く年間2000杯はかき氷を食べているという原田さん。 「基本的には、かき氷が食事代わりなので。いわゆるごはんをまったく食べない日は、週3.4日ありますね。かき氷は同じお店で2.3杯食べることもあれば、何件かハシゴする日も。夜はあまり食べないので、昼にたくさん食べます。常に新しいフレーバーを食べるというよりは、行きつけの店もだいたい決まっていて、好きなものを繰り返し食べます。フルーツ全般が多いですが、その日の気分でナッツ系やしょっぱい系のものも食べますよ。最近ではホント、フレーバーが豊富なので選ぶのも楽しいです」 毎日かき氷……飽きたりはしない?の問いには、 「しないですね。ご飯食べる行為に飽きる人っていないじゃないですか、それと同じです。休みの日には、かき氷を食べに遠方に行くことも楽しみです」

名店のかき氷を食べるときに気をつけたいこと

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「夏になると、かき氷の名店って行列を作って並んだりしますよね。でも、炎天下で小さな子を連れて何時間も並ぶと、お子さまの体がもたないことも心配です。子どもさん連れでゆっくりしたいママは、ぜひ猛暑を過ぎた秋口ごろの来店を狙ってください。氷が溶けるのも夏場に比べると遅いので、ゆっくり食べられます。炎天下のなか並ぶよりは、はるかに子どもにもやさしいですしね」