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日本ではいま、オリンピックを控え建設・土木分野や高齢化に伴い医療・福祉分野での人手不足が問題になっていますが、世界的には、「2035年には先進国の30%以上の労働者は、AI(人工知能)とロボットに職を奪われる」というのが定説となっています。 2035年と言えば今の子どもたちがちょうど成人する頃。ママ・パパに、今からしてあげられる対策はあるのでしょうか? 今回は、最新の習いごと事情を通じ、将来へ向けてどんな準備ができるのかを考えてみました。

 

2035年、子どもたちの未来はこうなっている?!


「ロボットが代わりに働くって言っても、力仕事とか運転だけでしょ」と思っている人もいるかもしれません。しかし、人間のかわりにAI(人工知能)ができるようになる仕事は、実は頭脳労働が非常に多いのです。

 

例えば、現在証券会社で人が行っている株式の売買は、2025年頃にすでにAIに取って変わられることがほぼ分かっていますし、車の自動運転が進化すると人間よりもはるかに事故を起こしにくくなるので、自動車保険の業界は消滅してしまうとも言われています。

 

さらに、将来的には過去の膨大な判例や症例をすべて把握したAIは、人間の弁護士や医師より的確な判決・診断が可能になると言われていますし、会社の管理職も、部下の仕事のパフォーマンスから健康状態まで、人間の上司よりも公平にみて仕事を割り振ったり評価したりできるようになると言われています。